教育プランナーブログ

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こんにちわ、家庭教師のトライ静岡本部です。引き続き学調対策についてです。今回は理科です。

 

学調対策 理科編≪傾向分析と対策≫

◆ 出題範囲と全体分析

第1分野と第2分野からほぼ均等に出題されており、各学年の出題範囲や、物理・化学・生物・地学の各単元からの出題率もほぼ偏りなく均等に出題されています。基礎的な問題が主で、難問・奇問は出題されていません。ただ、表・グラフ・実験結果などから考察させる良問が多いです。問題の条件を正確に読み取り整理して理解する、理科知識に裏打ちされた読解力が必要となります。出題範囲全般にわたって広く目を通し、計画的に学習する姿勢が求められます。

 

◆ 傾向・対策

【設問の特徴】

第1問は、各分野からの小問集合題で、基礎的な知識・理解を問う問題。第2問以降は、実験や観察に関する問題で、教科書でよく見知っているものばかり。そのため、普段から授業を大切にし、実験や観察を基にして理論的に結論づける習慣を身につけておきたいです。さらに、教科書で扱われる主要な実験や観察について、その目的・結果、その理論化をきちんと押えておくことが大切です。

設問内容は基本的な事柄がほとんどですが、発展的な思考力を見るやや難問と思われる問題も散見されますので、教科書の章末問題などはきちんと復習しておきましょう。

 

【記述式問題への対応】

文章で答えさせる「記述式問題」が、例年10題程度出題されています。特に、実験・観察結果からその理由や原因を文章で説明させる問題が多く出題されています。また、実験図やグラフを描かせる問題も出題率が高いです。

のような問題に対応するためには、普段から自分の考えや理科の諸法則を短い文章で的確に表現する練習を積み重ね、実験図やグラフの書き方にも慣れておくことが重要です。また、学校の授業で書いた実験・観察レポートの見直しも有効です。1~2年時のレポートを改めて整理し直し、重要な理論・法則について復習しておくとよいでしょう。

 

【その他の特徴】

理科用語を答えさせる問題の出題頻度が高いです。教科書巻末の「さくいん」を使って、効果的に学習して欲しいと思います。

実験・観察の方法や、器具の使い方に関する問題もよく出題されます。主な実験や観察については、その具体的なやり方を整理して覚えておくこと。また、上皿てんびん・メスシリンダー・顕微鏡・電流電圧計など、教科書に出てくる実験器具の正しい使い方も十分にチェックしておく必要があります。ガスバーナーの使い方などは安全性の問題もあり、必須です。

 

最後に、静岡県では東海地震への防災対策を徹底させ防災意識を高める意図もあり、地震に関する問題が県立高校入試も含め、毎年必ずと言ってよいほど出題されています。マグニチュード・震源・震度・初期微動継続時間など、その用語自体の知識を整理するとともに、正しい漢字できちんと書けるようにしておくといいでしょう。震源までの距離や地震の発生時刻など従来からの問題の他に、地震計の原理(特に物理との兼ね合いでの慣性の問題)や津波と地震との関連なども、本テストや県立高校入試で今後出題される可能性が高くなることが予想されます。

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