教育プランナーブログ

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こんにちは、家庭教師のトライ静岡本部です。

1月11日の中1学力調査分析。理科についてです。

 

≪理科:傾向分析・学習アドバイス≫

◆出題範囲

 大問1 植物

 大問2 植物(実験より出題)

 大問3 実験器具・物理(ガスバーナー、力、音)

 大問4 物理(浮力)

 大問5 物理(光・レンズ)

 選択A 化学(蒸留実験)

 選択B 化学(化学反応実験)

 

◆分野別の傾向と対策

【植物】

植物に関する知識問題。被子植物、裸子植物、コケの分類、植物の部分の名称が出題されています。

子孫の増やし方や、花の状態の変化する要因など論述問題が出題されています。

知識を問われる問題は標準的ですが、論述問題では、正解に必要なキーワードを的確に取り入れ

回答できたかどうかが得点差となる為、この手の問題にはトレーニングで免疫をつけておきましょう。

 

【植物(実験より出題)】

光合成の仕組みについての知識ではなく、実験方法の意味を理解しているかを問う問題です。

実験結果や光合成について知識だけでは満点は取りにくくなります。今回の問題をきっかけに

実験においてなぜそのようなことをするのか、対照実験のポイントはどこにあるのかを意識した学習を

していく必要があります。学校の授業をなんとなく聴いているだけでは身に付かず、

聴いた情報を正確に整理できるかどうかがポイントになります。

 

【実験器具・物理(ガスバーナー、力、音)】

問1:ガスバーナーの使い方は頻出問題です。実験や実験器具の使用方法において、

どういった危険を防ぐのかということを理解しておくことが重要です。

問2:力のつり合いに関しての出題です。図に矢印を書き加える場合、

「矢印の起点、矢印の長さ、何が何に対しての力を示すのか」の確認を怠らないことが大事です。

問3:圧力の基本問題。圧力と面積の関係を理解しておくこと。物理の問題においては

単位が大きなヒントとなります。圧力を示す単位が問題文に書いてあることを見落とさないようにしてください。

問4:音に関しての記述問題。知識として持っておきたいところですが、問題文からも

真空ポンプ→空気をぬくもの。空気をぬいていくとベルの音が小さくなる→音は空気が振動して伝わっていく

と読み取れるようにしてください。

 

【物理(浮力)】

水の浮力に関しての出題です。複雑な論述問題もないので、

浮力に関して知識があれば満点はとりやすいでしょう。

「水に沈んでいる体積が大きいほど、浮力が大きいこと」

「浮力は水の深さに関係はしないこと」

「関係するのは水圧であること」を定着しておきましょう。

 

【物理(光・レンズ)】

凸レンズを用いた実験です。問われるものは、

「光源・焦点距離・写された像の大きさ向き・実像、虚像ができる際の作図」と基本的に決まっています。

この実験が苦手な場合は必ず類題で復習し、できるようにしておきましょう。

中学2年、3年の学調においても出題されるレベルはほぼ変わりません。

 

【選択A 化学(蒸留実験)】

「蒸留=沸点の違いから混合物を分けること」をまずは知っておくこと。

問2は「エタノール=アルコール=火がつく」を知識として持っていないと難しい。

問3において、気化する際に吸熱反応を起こすことまで理解している生徒は少ないと思います。

ただ、注射の前に消毒のためアルコールで腕を拭かれた際に冷たく感じたことを覚えていると

容易に正解はできたはずです。

 

【選択B 化学(化学反応実験)】

問2において「水上置換は目に見えない気体を認識できる点が優れているところ」という点を

普段の実験から実感していれば難しくはない問題です。

問3・4において、中学1年の段階では実験によって発生する気体は暗記していれば十分で、

実験で用いる物質と液体もセットになるよう問題演習をしておきましょう。

 

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