2011年6月23日
夏休み徹底学習 兵庫県 神戸大学 受験対策 その②
前回に引き続き、神戸大学入試の分析を進めていきたいと思います。
今回のテーマは国語です。
【国語】
・試験時間:100分(経営学部は80分で現代文と古文のみ)
・出題内容:現代文、古文、漢文(経営学部は現代文と古文のみ)
<現代文編> 目安:60分
設問は5問で、例年5000字~5500字、総記述量も400字程度ありますので、分量的にはかなり多いです。
傾向としては、随筆文よりも論理的な評論が採用される傾向にあります。
学習方法として、センターマーク問題を解く際に、200字~300字程度で要約する練習などを取り入れていきます。
文、法、国際文化学部は配点が高く、国語を得意とする受験生が多いので、充分に難問対策をしていきます。
一方、経済、経営学部は国語の傾斜配点が低いので、捨てることまでは出来ませんが、あまり勉強時間を割きすぎるのは得策ではないと言えます。
設問内容
①漢字書き取り5問:標準的なレベルなので最低4問正解が目安です。
②部分説明問題:50字~100字での説明問題、得点源とします。
③本文要旨の説明問題:150字~200字での説明問題。難易度が高めに設定されています。
最も配点が高く、差が出てくる所ですので普段から時間制限内に文章を要約する訓練を行います。
<古文編>目安:40分
設問数は5問~7問で、例年1,000字~1,200字程度の分量ですが、古文に割ける試験時間は30分程度ですので、素早く読解し、解答する訓練を行います。
設問内容
①現代語訳:基本的な古文単語、文法力があれば対応できます。
②文法:基本的な古文単語、文法力があれば対応できます。
③内容説明:内容要約や説明問題が多く、現代文と同様最も配点が高くなりますので、要約トレーニングを必須として
取り入れます。いずれも典型的な国公立入試のパターンですので、神戸大学だけでなく他大の過去問も良い教材となります。
<漢文編>目安:40分
設問数は5問で構成されています。
書き下し文や現代語訳は、神戸大だけでなく他大学でも必須の漢文問題となります。
日頃の学習としては長文を通釈し、間違えたところを1文1文丁寧に添削していく方法を取り入れます。