教育プランナーブログ

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兵庫県公立高校入試が14日に行われました。
今年度の出題傾向をまとめましたので、来年受験をされる中2のお子様は参考にしてください。
 
 
≪今年度の試験傾向≫
 
【数学】
大問1で例年出題されていた「作図」が大問6「証明」との複合問題になりました。
大問1では代わりに新学習指導要領で追加された「資料の活用」が出題されました
他にも「二次関数の最大・最小」など、新学習指導要領に基づいた内容になっています
 
 
【英語】
英作文が語句整序に変更されました。
全体的に長文問題と選択問題が多く、『センター試験の中学生盤』のような問題です。
 
 
【国語】
「自分の言葉で文を書く」問題はなく、基本的に本文からの抜き出し形式となりました。
選択問題で例年出題されていた「詞」はなくなり、代わりに「古文」が出題されました。
古文は仮名遣いや現古異義単語など、古典文法の基礎を問われる内容でした。
 
 
【理科】
短文説明問題は廃止され、記号選択問題が増加しました。
 
 
【社会】
大問数はこれまでの5題から、地理、歴史、公民の各1題ずつ計3題に変更されました。
内容は以前よりも細かくなり、特に人口、出荷額などの数的データを読み取らせる問題が増えています。
短文説明問題はなく、大半が記号選択式です。
 
 
【出題傾向総括】
新学習指導要領の影響で5教科とも出題範囲が広くなり、
代わりに記述量は少なく、記号や語句記述が大半になりました。
全体的に大学入試センター試験に近い雰囲気といえます。
 
 
【出願倍率について】
高倍率:松陽(偏差値40)、尼崎双星(39)、市立伊丹(46)、須磨翔風(46)、加古川南(48)、明石南(44)
    など中堅~下位校
定員割:鈴蘭台、須磨東、伊川谷北、高砂南、福崎、網干、尼崎稲園、伊丹北
    など都市部の中堅~上位校
 
出願倍率から、公立志向が強まり、チャレンジはせずに安全圏に出願する傾向が読み取れます。
今の時世を象徴したような結果となりました。
 
受験の問題傾向については今後のブログでさらに深掘りしてお届けしていきたいと思います。 

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