兵庫県の皆様こんにちは。

本日は兵庫県公立高校入試の過去問について書いていきます。

過去問から過去の入試に出題された問題を知り、傾向を把握することで、対策を練ることが出来ます。

そこで、兵庫県公立高校入試の傾向について見ていきましょう。

○数学

(1)数・式・・・

方程式は連立方程式・２次方程式の基本的なものが出題されています。

なお、他の領域でも２次方程式や連立方程式を利用するものが多いため、

これらの解法は確実に身につけておきましょう。

(2)関数・・・

放物線と直線のグラフについて関数や比例定数の決定、交点の座標や変化の割合などのほか、

近年特に図形との融合問題が多く出されています。

(3)図形・・・

平面図形では合同条件・相似条件を利用した証明や平行四辺形、相似、円の性質、

三平方の定理を利用した思考力を必要とするものも含まれています。なお作図も必出となっています。

(4)確率・統計・・・

確率に関する問題が多く出題され、他の分野と融合させた応用的な問題が多くなっています。

計算については丁寧で正確な計算力を身につけなければいけません。

なお文章題や図形の問題でかなりの思考力を必要とする問題もあるので、いろいろな解き方を考え、

工夫する訓練をしておきましょう。

○英語

2013年度入試から選択問題は廃止され、すべて共通問題となりました。

放送問題は毎年出題され、英問英答の他、空所補充の問題も出題されます。

長文総合問題に使われる長文は、適度な長さで読解に重点が置かれており、

英文を組み立てる能力をみる問題や、英文を正しく書く能力をみる問題なども組み込まれています。

解答方法については2010年度以降、選択式のほうが記述式よりも多くなっている傾向にあります。

長文総合問題が出題の中心になるので、長文の読解力が合否の鍵になります。

対話、物語形式の両方とも内容は中高生の主人公を中心に展開するものがほとんどなので、

この種の長文を日ごろから多く読み、大意をつかみながらスピードを上げて読めるようにしましょう。

対話形式のほうは会話上の決まり文句に強くなっておくことも大切です。

○国語

大問4題の内、2題は長文総合問題で論説文と小説が出題されています。

漢字の読み書き、文法、語句の意味、内容把握などの設問が中心となっています。

また古文は1題出され口語訳や本文の要旨などが中心に問われます。

また2012年度までは詩と鑑賞文か漢詩と解説文のいずれかを選択する問題が1題出題されていましたが、

2013年度入試から選択問題は廃止となり、漢文が出題されています。

解答形式は選択式・抜き出し式が中心ですが、知識を問う問題や内容把握で記述式が出題されることもあります。

長文読解は比較的平易な論説文か小説が、古文はそれほど長くない文章が出題されます。

素材文や設問のレベルは標準程度で基礎学力がしっかりしていれば対応できます。

○理科

(1)物理・・・

計算問題と図・グラフから考察する問題が組み合わされ、

教科書に出てくる内容を主として総合的な見方と思考力が要求されます。

(2)化学・・・

化学式・化学反応式の記述、モデル図、実験器具名、実験操作、計算など多様で

内容的には記述式の問題が多くなっています。

(3)生物・・・

実験・観察に関する問題と基礎事項の知識・理解を問う問題を中心に出題されます。

(4)地学・・・

基礎的な内容が主で、図やグラフに関する問題が大部分で計算・作図も出題されます。

○社会

(1)地理・・・

日本・世界ともに地図・地形図をはじめ統計や資料を用いた出題が中心で

内容を正しく読み取ることが大切です。

(2)歴史・・・

通史的な内容で日本史中心の出題です。政治・外交・文化などテーマを絞った問いもあり、

世界史の出題は日本との関連程度に留まっています。

いずれも短いリード文、略年表、グラフ、簡単な史料を用いての出題で、短文での記述を求める傾向にあります。

(3)公民・・・

政治では日本国憲法・三権分立のしくみ・地方自治・選挙などに関するものが中心です。

経済では財政や税金・為替相場など、身近な話題も含まれます。

また、正答率のデータから得た情報として、国語・社会が5教科の中で毎年点数をとりやすい教科

となっています。特に国語は正答率が50％以下の問題が全体の7分の1しかありません！

点数が取れる教科はしっかりと取り、苦手とする教科は点数を落とし過ぎないようにすることで

合格への道はグッと近づきます。

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