2019年9月20日
受験を恐れない人
こんにちは!9月も中旬ですね~
夏の暑さも収まりを見せ、だんだんと過ごしやすくなってきた今日この頃ですが、ところ変わって関東、千葉県では、台風やその後の風雨の影響による停電の被害を著しく被っていたようです。
SNSで見るだけで恐ろしい落雷の様子がたくさん取り上げられていました。
ニュースでも喚起されていたように、災害時に不安を感じたら迅速に対応することが必要そうですね~。
いや~雷は怖いですね~不安ですね~うんうん……。
ふあん……ふあん……あっ!
受験って不安じゃないですか?自然な導入ですね~
受験って不安なんですよ。何が不安って合否。
受かるか落ちるかわかんないもん。
これを読んでる人にも、受験の不安を抱えた人、いるんじゃないでしょうか。
まぁ中には受験なんて不安に思わないぜ!って学生さん、
うちの子は大丈夫!って保護者様もいますよね。
さて……
実は今回お話しする内容は、
受験を恐れないあなたに見ていただきたい内容です!
ほんげ~~!なんで!!?!?!
そう思ったあなた、今回はとっっっても興味深いお話です。
よく聞いてください。
―不安を感じる人間は、優れた人間である―
嫉妬に優越、恐怖や貢献欲、愛情、尊厳……人間にはそれぞれ自分が何かを成すときに、各々にとって、目的を達成するための原動力があると思います。そして受験勉強においても、それは同じです。
周りにドヤー!ってしたいという優越。
合格による安寧を念慮した父母への愛。
侮蔑の目を向けられたくないという恐怖。
これらはあくまで一例ですが、受験勉強においてはとても良い原動力になるといえるでしょう。
これらは欲求です。欲求によって人間は頑張れますし、それを目的としている人も多いです。
しかし、これらの原動力の中でもひと際強力で、異彩を放つものがあります。
それが不安です。
ところで、恐怖と不安の違いってご存じですか?
しばしば同等のように扱われますが、実際はすこし違っています。
まず恐怖。それは生物すべてに備わった感情です。どんな生物でも恐怖心は持っています。
しかし、一方で不安とは、人間のみが保有する特有の感情です。意外と知らなかった人も多いのではないでしょうか。
なぜ人間だけが不安を感じるのでしょう。
結論から言うと、人間には「想像力」があるからです。
人間以外の動物を見たときに、その動物がどれだけ賢くても3日先を見据えて行動できる動物はごくごく限られています。
しかし、良し悪しを取っ払って考えると、
人間は80年、あるいは100年、200年、自分がいなくなった先を考えることができます。134億年前を想像できます。
何年も先や何年も前を想像できます。
つまり、人間は進化の過程で「優れた想像力」を身に着けたのです。
これは非常に画期的な進化です。
しかしその反面で、想像力を手に入れた人間には、過去と未来を考えたとき「こうしておけばよかったかもしれない」や、「こうなるかもしれない」といった、現存する生物には備わることのなかった新しい感情が生まれました。
それこそが「不安」という感情です。
つまり、優れた想像力を保有した人間特有の心のエラーが不安なのです。
だから、その不安を多く感じることができる人こそ、大きな想像力を保有していることが多いです。
そして、想像力は人間らしい能力であるのだから、
人間の中でも優れた想像力を保有している人間は、
人間の中でも、優れた人間であることが多いのです。
つまり、
“不安を感じる人間は、優れた人間である“
という論理結論に結びつきます。
かの天才画家、レオナルド・ダ・ヴィンチのIQは180ほどありました。
かの天才質問相談コラムニスト、マリリン・ボス・サバントのIQは190ほどあります。
かの天才女流チェスプレイヤー、ユディット・ポルガーのIQは170ほどです。
いずれの人物も共通点として、「想像力の高さ」があげられます。
もしも今、不安を感じられないひとは、もっと未来を想像すべきです。
でも、想像力を一人で高めることは難しく、誰かの手助けが必要な場合が多いです。
参考までに、
筆者が不安を感じることができなかった中学生の時、モチベーションが上がらないことを学校の先生に伝えたときに言われたことをお話しします。
先生「仮に今勉強しなかったとする」
私「しなかった」
先生「受けた学校に僅差で落ちた」
私「おちた」
先生「過去に戻れたら勉強する?」
私「する!」
先生「はい、じゃあ今に戻ってこれた。どうする?」
今の現状への”不安”という気付きを与えてくれたきっかけでした。
“不安”こそが未来を作ります。
人間にしかない心のエラーを上手に使って、これからを考えましょう。
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