2012年5月22日
【静岡県 公立高校入試制度】
みなさん、金環日食は見ることが出来ましたか?
静岡市では雲はかかっていましたが、綺麗なリングを見ることが出来ました。
今回は高校入試制度についてご案内させて頂きます。
静岡の公立高校の入試は3月の1週目に実施され、
1日目に5教科各50点の学力検査が行われ、2日目に面接などが行われます。
昨年度の倍率は全日制高校で1.12倍でした。
合否判定には、
【学校裁量枠】と【共通枠】の二種類の判断があります。
各高校は、定員の50%以内(各学校で設定)でまず【学校裁量枠】から合格者を決定します。
学校によって、内申書や、独自の検査によって選抜し、裁量枠を設けていない高校ももちろんあります。
裁量枠で合格にならなかった生徒を対象に、【共通枠】の選定が行われます。
こちらは内申書と学力検査、面接結果が合否判定の基準となります。
入試といえば通常、3月の学力検査の結果が一番の注目ポイントとなりますが、
静岡県独自の傾向として、志望校を受験できるかどうかに大きな重点がおかれます。
受験校は3年生の12月、2回目の学力調査終了後の三者面談でほぼ決定する事になりますが、
【3年生の内申点…5段階評価、9教科の合計で絶対評価で記入】と
【学力調査の点数…5教科250点満点】が各高校のボーダーに達していなければ、
受験校のランクを下げるように指導が入ります。
中学校側の、できるだけ不合格者を出さず、安定した進学をしてほしいという気持ちからの配慮ですが、
「12月までにボーダーに達していなければ、志望校にチャレンジする権利が得られない」
ということにもなります。
自分がどうしても行きたい高校がある時、チャレンジすらできないのは悔しいですよね。
受験生は、ぜひ学力調査に向けた対策を今からしっかり取って下さい。
トライも目標に合わせた指導でお手伝いします。