2015年6月4日
兵庫県 教育情報
兵庫県の皆さん、こんにちは。
新学年で初めての中間テストが終わり、ひと段落した頃ではないでしょうか。
今回は、兵庫県の入試制度についてお話致します。
兵庫県公立高校入試の特色は下記4点です。
① 全日制普通科および総合学科の新通学区域が再設定
従来の16学区から5学区に再編され、現行の学区では選択することができなかった高校が
進学先として選べるようになったため生徒様の学校選択の幅が広がります。
② 全日制普通科および総合学科で複数志願制を実施
通常単独選抜では受験で志望できるのは1校のみですが、第二志望の高校も選べる制度の事を
複数志願制度といいます。合否判定は第一志望が優先されます。 第一志望校には
一定の加算点を加えて合否判定を行い、出願時に希望していれば 第一・第二志望校が
どちらも不合格の場合でも、総合得点によっては、いずれかの高校に合格できます。
※加算点は地域によって異なります。
③ 専門教育学科、総合学科、単位制における推薦選抜
その高校・学科を志願する動機・理由がはっきりしていて、適性や興味・関心のある生徒の中から、
一定の基準を満たしている者を中学校が推薦する入試です。
基準は学科の成績や校内での生徒会活動、部活動などさまざまです。
入試はそれぞれの志願先高校での面接が主ですが、高校によっては適正検査や実技検査、
小論文(作文)を実施する場合もあります。
④ 普通科における特色選抜
生徒自らの能力・適性、興味・関心に応じて、学びたいことが学べる学校選択を支援するものです。
各学校がその特色に応じて、生徒の多様な個性や優れた点、特別活動や学校外での活動も評価します。
特色選抜は推薦入試と違って、受験生が主体的に志願できる制度となっており、
中学校長の推薦がなくても受験できます。
まだまだ受験への意識が芽生えないかとは思いますが、12月になってからでは手遅れです。
早い段階から入制度については理解しておき、自分の選択肢を増やせるように動いていきましょう。