2012年3月11日
高知県 学習指導要領改訂で何が変わった?何が変わる?
本日は、現在教育業界で話題沸騰中の学習指導要領改訂についてお話します。
小学生・中学生のみなさん。
結論から言うと、
これ、
とても大変なことです!
4月から変わるのが授業時間数増、理数の強化、英語教育の充実といった点、
また最近のニュースでは、柔道剣道とダンスの必修化も話題になっています。
「言語の力を使って、子どもたちの思考力・判断力・表現力などを育む」ということが今回の改定の目的です。
たとえば、
国語【中学3年間で350時間⇒385時間へ!】
経験したことを記録・報告する活動や、相手を説得するために意見を述べ合う活動が増えます。
さらに「古典文学」の取り扱いページが増加し、常用漢字も増加(196字)しています。
数学【中学3年間で315時間⇒385時間へ!】
「不等式」や「解の公式」が復活。応用問題が大幅に増加して、数学の発想力が問われます。
社会【中学3年間で295時間⇒350時間へ!】
社会的な事柄について、資料を読み取り解釈し、考えたことを説明する問題が増えます。
理科【中学3年間で290時間⇒385時間へ!】
仮説を立てて観察や実験を行い、結果を分析・解釈する活動等が増え、内容も幅広くなっています。
英語【中学3年間で315時間⇒420時間へ!】
「聞く」「話す」「読む」「書く」をバランスよく勉強する内容から、
特に「読む」「書く」に重点が置かれます。
また、単語数が900字程度から1200字程度に増えます。
つまり、ますます出来る子(中学受験などで小学校のころからコツコツ勉強してきた子)と
勉強が苦手な子(勉強習慣がない子)との差がでてくると思われます。
教育にも格差社会の波が来ています。
これを乗り切るためには、宿題+その日の復習をするという学習習慣が必要不可欠です。