教育プランナーブログ

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AO入試とは、

詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接などを組み合わせた選考により、

入学志願者の能力・適正や学習に対する意欲・目的意識などを

総合的に判定する入試方法です。

 

一般入試では、【客観的な数字(テストの点数)】で合否が判定されますが、

AO入試では学力を重視する大学はあまりなく、

【志望動機】【出願者の人物像】などを最も重視して合否を判定します。

この点が一番大きな違いです。

 

【1】選考方法(5つのパターン)

書類審査(※①)(調査書+推薦書+志望理由書など)+面接 

提出書類は大学によって様々。課題作文・活動報告書・大学生活計画書などが

課せられる場合が多い。

書類審査+小論文(作文)+面接

大学独自の基礎学力試験や、国公立のセンター試験利用など。

書類審査+学力試験(※②)+面接

大学の模擬講義やセミナーに参加して、その後レポートや口頭試問を課すパターン。

体験授業・セミナー(※③)+書類審査+面接

面談とは、大学と受験生が相互に質問・理解し合うものとする。

エントリーシート+面談(※④)+書類審査+面接

 

5つのパターンのうち、もっとも多いのは①の『書類審査+面接』です。

⑤のタイプの選考方法は私立大学が多く取り入れている傾向があります。

 

【2】倍率

推薦入試と比べると、AO入試の場合は国公立大と私立大の倍率格差がみられるのが特徴

近年の学部別志願者数で比べると、医学部・家政・生活科学、理・工の各系統の増加が目立っています。

  2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度
国立大 3.8倍 3.7倍 4.3倍 4.0倍 3.6倍
公立大 4.5倍 4.4倍 3.8倍 3.7倍 3.5倍
私立大 1.9倍 1.9倍 1.7倍 1.7倍 1.8倍

 

【小論文出題形式】

課題論述型:与えられたテーマについて自分の意見を書くもの

文章読解型:文章を読み設問に答え、文章に関連したテーマについて書くもの

資料総合分析型:資料やグラフなどから分析した結果を論述するもの

教科密着型:小論文という名称だが、特定の教科の学力試験的問題になっているもの

その他①~④にあてはまらないもの

上記の5つのパターンに分けられますが、傾向としては①と②が圧倒的に多く、

字数制限は大体800~1200文字程度となるケースが多く見受けられます。

 

★対策★

ますは志望する大学の過去のAO入試の講評をチェックすることです(生徒本人で確認)。

必ず過去数年間の小論文テーマ等が公表されていますので、

そこから出題される傾向を分析しましょう(生徒本人+トライ教師で分析)。

【使用教材】

小論文対策において、必要不可欠な教材はありません。

テーマについてより多くの情報を入手することが大切ですので、

新聞・書籍・インターネットをフル活用しましょう!

 

ちなみに、高知大学では、医学部医学科と人文学部社会経済学科にてAO入試が行われます。

 

【医学部医学科】

第一次試験

試験日:8月31日

試験内容:小論文、総合問題、

第二次試験

試験日:10月9日から18日までのうち2日間

試験内容:医師となるのに基本的に不可欠な長期間をかけて培われた能力をチェックされます。

加えて面接があります。

 

【人文学部社会経済学科】

第一次試験

試験日:8月29日

試験科目:講義および講義理解力試験(上記のパターン③です)

第二次試験

試験日:9月26日

試験内容:ゼミナール活動(グループに分かれてディスカッション)、作文、面接

 

AOは夏休みには始まってしまいます。

小論対策はまだぎりぎり間に合う時期です。

AO入試もトライ!

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