2019年10月31日
第二回高知県統一模試 総評③
こんにちは、家庭教師のトライ高知校の瀬川です。
引き続き統一模試の総評を行っていきます。
今回は難しい印象だった国語!
国語総評
難易度:若干難しい(古文など)
平均点:29.7点
今回の国語はセオリー通りというか、昨年の公立高校入試本番とほぼ同じ構成で問題を作成してきました。
実力テストになれていた子からすると、部首の名称や熟語の成り立ち、品詞の判別は初見で戸惑いが大きかったんじゃないでしょうか?
国語の入試では、ほぼ毎年確実に問われる問題があり、先にも触れた「部首の名称」のほか「短歌、和歌」、「現代仮名遣いに直しなさい」「文中の会話文を探しなさい」です。
今回も大問3で「短歌、和歌」が、最後の古文の(2)で「現代仮名遣いへ直しなさい」、(4)で「文中の会話文を探しなさい」が聞かれています。
今回間違えた方は、本番でも同じミスをしてはライバルに圧倒的に差をつけられてしまいます、必ず復習しましょう。
内容で見ると、全体的に文章量が増え時間を要するようになったうえで、古文の和訳が難しかった印象です。
古文の和訳に関しては、(3)にもろにかかわるところの訳が比較的難しく、文章全体の内容を問われた(5)より正答率が低い可能性があると思うくらいでした。
全体的に見て今回の国語は35点を超えていれば小津、追手前志望で十分以上に勝負できるラインです。
受験国語は科目の性質上最も対策が取りづらい科目ですが、実は「ほぼ確実に問われる問題」の数でいえば最多クラスです。
範囲が広くバランスよく暗記する必要のある理社や、1年次からの体系的な理解がないと高得点を取れない英数と違い、国語は過去問の演習量が最もテストの点に繋がります。
高知県の公立高校の過去問は直近の文であればネットで公表されていますので、是非ともダウンロードして何回もやりこみましょう。
次回は理科について総評致します。