2011年6月9日
富山県 成績上位者の落とし穴
受験生の皆さんは、そろそろ志望校をどこにしようか、模試の判定を参考にしながら考え始めている頃ではないでしょうか。
今日はそんな皆さんと同じく、この時期に志望校を考え始めたAくんのエピソードをご紹介します。
中学3年のAくんは、1、2年生のころから勉強を頑張っていたので成績は良く、学年順位も上位をキープしていました。
ちょうどこの時期の学校でのテストでも良い点数を取り、志望校の判定も合格ラインを超えていたので、その後はあまり勉強せず、「中学最後の夏休みだから」と言って、思いっきり遊んで過ごしてしまいました。
すると夏休み後の判定が、合格ラインから一気に落ちてしまい、結局第一志望の高校には入ることが出来なかったのです。
このAくんの最大の問題点は、<成績上位者だからと合格は余裕だと思っていた>ことです。
夏休みには、それまで部活動だけに熱中していた人や、ほとんど勉強してこなかった人も勉強を始めます。
そんな時期に「もう大丈夫だ」「楽勝、楽勝」とあぐらをかいていたのでは、そうした人たちにあっという間に追いつかれ、追い越されてしまいます。
良い成績をとったからといって満足するのではなく、それを励みに頑張ることこそ、第一志望合格につながるのです。
どんな人でも、努力することをやめてしまえば、すぐに成績は下がってしまいます。
努力し続けるということが大事だということを忘れないでください。