2011年5月30日
富山県 現代国語は「宝探し」!感性で読むのではなく、「解法」を身につける!
国語という科目には、大きく分けて現代国語と、漢文・古文を読み解く古典があります。
漢文や古文が、文法や決まりを覚えればある程度対応できるのに対し
現代国語は読み解く能力を試される科目であるため、単なる練習では点数が伸びません。
私も、中学のころに国語の点数が伸び悩み、担当の先生に相談したところ
「国語はセンス。感性で解くもの。読解力は小さい頃に読んだ本の質と量で決まる。」
と言われた思い出があります。
しかし、国語という科目は、決して「センス」や「感性」で解くものではなく、れっきとした「解法」があるのです。
その「解法」さえ身につければ、安定的な成績をとることができるようになり、
国語があなたにとって得意科目になることも夢ではありません。
まず、国語は「文章のなかに答えがある」という意識をもち、設問の意味をしっかり把握し、
何を問われているのかを自分の中で解釈すること。
このとき決して、自分の感情や一方的な思い込みで思考しないことが大切です。
そのうえで問題文をじっくりと読み、設問に関係のありそうな比喩表現や言い換えに注目します。
また、繰り返し登場しているキーワードにも印をつけるなどして注意します。
この作業さえできれば、あとは不自然にならないように解答となる文章を組み立てるだけ。
このとき注意すべきことは、先にチェックしたキーワードを取りこぼしなく組み込むこと。
これさえできれば、誰でも現代国語で安定した点数を確保できるでしょう。
そうはいっても、国語は簡単に成績を伸ばすことのできる科目ではありません。
「解法」を身につけるためには多くの問題を解き、問題に慣れる必要があります。
国語は重要語句やキーワードを探し出す「宝探し」です。
センスや感性ではなく、論理的に「解く」ものであるという認識を持って取り組むことで、
あなたにとって国語が、強みになるはずです。