教育プランナーブログ

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平成24年度から学習指導要領が全面改定されます。

今回は中学生における改定のポイントについて、科目毎にお伝えしていきます。

 

■英語

・単語 指導語数を900語程度まで(上限)から、1200語程度(下限)へ増加

・長文 早い段階から高校入試の長文を意識したリーディング教材が入る。

・文法 多くの教科書で配列が変更されている。例:受け身3年⇒2年など

 

■数学

教科書ページ数が大幅増加(教科書により、50ページ~80ページ程度増加)

学習内容の増加。関数関係の意味⇒1年生へ 図形・円周角と中心角の関係・定理⇒3年生へ

・今まで発展内容だった内容が学習範囲内へ移行入試で出題される可能性がある

・国際ルールに従った表記のルールに変更。例:リットル ℓ⇒L、キロメートル毎時 km/時⇒km/h

・1・3年で授業時間数が大幅増。週3回の授業が週4回に増加する。

 

■理科

教科書のページ数が大幅増。(教科書により50ページ~200ページの増加)

・学習順序が自由になり、教科書会社独自の配列に変更。

学習内容の増加。(各分野専門的な内容も含まれる)

・基本的な計算の方法を説明する資料の掲載、確認要問題の増加。

・国際ルールに従った表記のルールに変更。例:リットル ℓ⇒L、キロメートル毎時 km/時⇒km/h

・2・3年で授業時間数が大幅増。週3回の授業が週4回に増加する。

 

■国語

・2年生で35時間の授業時間増

・読解で批評(意見だし)を重視する活動が増える。

・常用漢字 1,945字⇒2,136字に増加

・古典・近代文学を扱う。

  

■社会

・地理 世界および日本の諸地域についての地誌学習。

・歴史 近現代の歴史に関する学習の充実。歴史の大きな流れに関する学習の充実。世界史の充実。

    ※歴史は3年1学期までかけて学習する。

・公民 現代社会をとらえる見方や考え方に関わる学習の充実

   

全体では、中学生の授業時間は年間で360時間の増加(現行の約1.2倍)となります。

中でも中学3年生の授業時間の増加が顕著ですので、中3での学習重要度が増します

 

特に富山県では、中学3年生の内申点が重要視されますので、

高校合格のポイントは3年生の学習にあると言っても過言ではありません

ひいては、1・2年生の内容をしっかり理解しておかなければなりません。

入試問題も、今回の学習指要領改訂で新傾向が出題される可能性もありますので、

変更のポイントを押さえ、対策を練っていきましょう。

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