教育プランナーブログ

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先日、富山県公立高校入試が実施され、15日に合格発表を迎えます。

以前ブログで入試倍率について記載しましたが、

今回は出題傾向についてお届けしたいと思います。

 

来年受験生になる中学2年生の皆さんは特に注意して見ておいてください。

傾向を知り、対策を打つ事が得点UPにつながります。

 

【国語】

説明文・小説ともに難易度は例年並みと言えると思います。

読解問題・知識問題がバランスよく出題されていました。

漢字については、難解なものの出題はなく、普段から意識して取り組んでいた方は

ほとんど得点に結びつける事が出来たと思います。

1点、行書と楷書の相違点が出題されていました。これは知っているかどうかの問題なので、

来年度入試については、知識として頭に入れておくと良いでしょう。

古典は文章が短く、内容も基本的な事を問うものでしたので、

比較的得点出来た方が多かったのではないかと思います。

 

【数学】

内容としては、基本的な事を問う問題が多く、各分野からバランスよく出題がありました。

図形の分野について、やや難解な設問(数学的思考が試される問題、柔軟な見方が必要)

が見受けられ、苦手意識のある方は難しかったという感想を抱いたようです。

図形分野の克服は、数学攻略に欠かせない要素なので、苦手意識のある方は早めの対策が必要です。

また、新指導学習要領からの出題も見られました。

 

【英語】

まず一番多かった感想は「時間が足りなかった」というものです。

対話文3題・長文3題と読解問題が多く、確かに時間配分への注意が必要な内容でした。

内容をみても、知識を問う問題より、読解に重点を置いたものが多く、

受験生の皆さんは苦労した事と思います。

一方で英作文は基本的な事を表現出来れば対応できる内容となっており、

得点できる問題で、確実に得点できたかどうかが非常に重要なポイントとなりました。

今回の傾向を踏まえ、来年の受験に向けて読解力・思考力の養成、

テストでの時間配分を練習しておく必要があると言えます。

 

【理科】

生物・物理・化学・地学の各分野からバランスよく出題され、

内容は基礎的な内容を問う問題が多く見られました。

ただ、用語の丸暗記では対応できない面もあり、1つ1つの事象をきちんと

理解しておく必要があります。普段の学習からいかに意識して取り組んでいるかが

差になったのではないでしょうか。

新学習指導要領の内容からの出題もありました。

 

【社会】

歴史・地理・公民の各分野からバランスよく出題されていました。

基本的な事象を問う問題、記述式での解答・深い理解を求める問題、

資料読み取り問題と、多様な出題形式があり、バランスの取れた出題と言えると思います。

1つの傾向として、資料読み取り問題が増えている点が挙げられます。

新指導要領の導入もあり、この傾向は来年度以降も続く事が予想されますので、

用語の丸暗記に終始するのではなく、事象の本質的な部分を深く理解する事が必要です。

普段から意識して取り組みましょう。

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