2011年5月22日
神奈川県 公立高校入試のしくみ⑤ 後期選抜
今回は質問の多かった独自問題(独自入試)についてご説明いたします。
後期選抜はほとんどの高校で県全体の共通問題で実施されます。しかし、一部の学校では共通問題にかえてその高校独自の問題を実施する高校があります。これが独自問題(独自入試)です。
2011年度の入試で独自問題を実施した高校は以下の通りです。
【3科目が独自問題(英数国)/※理社は共通問題】
翠嵐 柏陽 平塚江南 横須賀 光陵 多摩 湘南 小田原 横浜サイエンスフロンティア
【2科目が独自問題(英数)/※国理社は共通問題】
鎌倉
【1科目が独自問題(英)/※国数理社は共通問題】
横浜国際
ご覧のとおり、レベルの高い上位進学校のほとんどが独自入試を実施してます。独自入試が実施される以前は全校共通問題を実施しており、上位進学校では高いレベルで実力が拮抗し、平均点も高いレベルで競っていました。しかし、独自問題では難度の高い問題が出題される為、独自問題が実施されてからは平均点が下がり、各受験生で得点差がつくようになりました。このことからも以来の内申点重視の選抜から実力重視の選抜にシフトしてきていると言えるでしょう。