2012年5月24日
神奈川県 高校入試制度(仕組み)について
こんにちは。家庭教師のトライです。
今回は神奈川県の公立高校入試選抜の日程と内容についてお話いたします。
<平成25年度(2013年) 神奈川県 入試選抜>
【日程】
■共通選抜
募集期間 2013年2月1日(金)~2月5日(火)
志願変更 2013年2月7日(木)・2月8日(金)
学力検査 2013年2月15日(金)
面接・特色検査 2013年2月15日(金)・18日(月)
特色検査は19日(火)もあり、学校によって異なる
合格者の発表 2013年2月28日(木)
■定通分割選抜
募集期間 2013年3月4日(月)・3月5日(火)
志願変更 2013年3月6日(水)・3月7日(木)
学力検査 2013年3月12日(火)
面接・特色検査 2013年3月12日(火)・13日(水)学校によって異なる
合格者の発表 2013年3月19日(火)
■二次募集
(全日制)募集期間 2013年3月4日(月)・3月5日(火)
志願変更 2013年3月6日(水)・3月7日(木)
学力検査 2013年3月11日(月) 面接実施の学校あり
合格者の発表 2013年3月15日(金)
【2013年からの入試制度の変更点】
変更のポイントは5つです。
① (現行)試験機会が前期選抜・後期選抜の2回
⇒(2013年~)試験機会が共通選抜の1回のみへ
② (現行)学力検査5科目250点満点
⇒(2013年~)学力検査5科目500点満点へ
③ (現行)一部学校で独自問題を作成
⇒(2013年~)独自問題廃止へ
④ (現行)面接は後期選抜では一部学校で実施
⇒(2013年~)全受験者に面接実施へ
⑤ (現行)実技・面接・作文・自己表現活動を必要に応じて高校ごとに実施可能
⇒(2013年~)「特色検査」という名称で実技・作文・自己表現活動を必要に応じて
各学校によって実施可能へ
【新制度になることで考えられること】
■試験機会が減ることで、公立高校を第一希望とする人が安全圏を狙うようになるため、
本来ワンランク上の学校を狙える子が、ランクを下げて志望校設定をすることが見込まれます。
各学校の基準のレベルが上がることが考えられます。
■配点が250点から500点になることで、部分点や設問ごとの配点差が設定しやすくなるので、
設問の難易度を上げやすくなります。一方で、配点に幅がでることで、
学校ごとに採点基準の判定を調整しやすくなるため、学校によって判定が厳しいところと
厳しくないところがでる可能性があります。
■独自問題を廃止することで、共通問題の難易度が上昇するでしょう。
例えば、すでに県から発表されている新制度における設問例では、数学の証明問題が
これまで穴埋式だったものが完全証明に代わっていました。
■面接が受験者全員に実施され、評価基準のうち最低200点が面接に割り当てられる以上、
対策は必要です。学校によって質問内容は異なることが予想されますが、
これまで以上に面接対策をしているかどうかの差は重要になるのではないでしょうか。
■特色検査の内容は各学校によって設定できるため、特にこれまで独自問題を実施してきた
難関校は、特色検査を導入してより厳格に選考を進めることが考えられます。