2011年4月22日
茨城県 教科別の勉強法(中学生)
教科別の勉強とは言っても、 好きな教科・嫌いな教科、得意・不得意いろいろあると思います。
どの教科に力を入れるのか?
茨城県内の生徒のみなさんが、定期試験、実力試験へ向けて一度は悩むテーマですよね。
勉強の形式で考えると、一般的に中学生向けの塾や家庭教師は英語・数学中心の授業形式が主流です。
なぜでしょうか?
学習塾(集団塾)で考えてみましょう!
多くは、英数または英数国は必須で、理科・社会・国語は選択。ただし中3生は5教科必須という所が多いのではないでしょうか?
理科と社会で週2回必須、英語・数学・国語は選択というスタイルの塾を私は見たことがありません。
しかし、ここで受験の仕組みを考えてみましょう。
茨城県の公立入試は5教科(英数国理社)各100点の500点満点
つまり英語の「80点」も理科の「80点」も同じ価値ということです。
それにもかかわらず、英語・数学の授業が重視されてる傾向があります。
今回は、概要だけ説明します。
なぜならば英語・数学は学習内容を螺旋的に積み重ねていく教科だからです。
つまり中1で習った単元の知識を使って中2、中3の単元を解かなければなりません。
英語でいえば、現在形(中1) ⇒ 現在進行形(中2) ⇒ 現在完了形(中3)、
数学は 方程式(中1) ⇒ 比例(中1) ⇒ 一次関数(中2) ⇒ 二次関数(中3) というように発展していきます。
最初の「現在形」「方程式」でつまずいてしまうと、次の単元も解けなくなってしまいます。
※数学は、場合によっては小学校の「算数」までさかのぼることもあり得ます。
しかし、理科・社会は前の単元の内容を理解していなくても、次の単元の内容を理解することができる場合があります。
「鎌倉時代」を知らなくても「江戸時代」のことを覚えることはできますし、
「生物・植物」を忘れていても「電流・電圧」を覚えることはできます。
決して、理科・社会を軽視して良いというわけではありません。
しかし、この4月から中学生になった中学1年生の皆さんは、
特に、英語と数学では、苦手を作らないようにすることが大切なのです。
また、すでに苦手意識がある、わからない単元があるがそのままにしている といった記憶や経験のある
中学2、3年生は、必ず、どこから理解できていないかを一度確認する必要があります。
トライの学習相談では、その理解できなくなったポイントから探していきます。
そこからやり直さないかぎり、今後の単元も、習得が難しくなる可能性が大きいのです。
ですから、生徒一人一人の理解度チェックができる「1:1」(マンツーマン)指導の価値があるのです。
もちろん、理科や社会も、受験勉強へ向けて、最終的には全ての内容を
理解しなければならないので、学習スケジュールを立てる必要はあります。
今のうちから、習った内容を、定期試験ごとに理解や暗記をしておくようにしてください。
必ず、受験前に貯金として活きてきますよ。