教育プランナーブログ

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2022年9月

こんにちは。
今回は、茨城県立高校入試の数学の配点や勉強方法についてお伝えします。
昨年のブログはこちら↓

数学

平均:46.56点(昨年比+6.87点)

全体分析と対策

・計算問題の復活

大問1・2は、難易度が易しめの計算問題、典型的パターン問題が復活した。
これは、おととしの数学が難しすぎて平均点が低くなりすぎた反動と思われる。

典型問題が多いため十分な練習量と基礎知識の習得で得点は見込める。
ただ、次年度はもう少し応用のレベルまで出題を見越して練習しておきたい。

定規とコンパスを用いる作図問題は、採点ミス対策のためか出題が無くなった。
次年度以降では選択問題にしての出題もあり得るため練習はしておきたい。
特にコンパスは、慣れていないと上手く針が刺せず解答用紙に穴が空いたり破れたりする原因になる。
 

・資料統計の問題が復活

大問5は、資料統計の問題が復活。
分野としては頻出だが、扱う語句の意味、内容を理解していなければ解けない問題だった。
実際のデータのまとめ方やグラフ・表の特徴を捉えているかが、得点へのカギとなる。
しっかりと練習を重ねて、得点源にすること。

このように、近年の数学は出題傾向が頻繁に変わり、平均点も大きく変動している
柔軟な対応ができるよう網羅的に演習を重ねよう。



第1問 計算問題(正負の数、根号の計算、文字式、二次方程式)
配点:20点

傾向

昨年は出題されなかった計算問題が復活。

 
必要学習内容

教科書の例題レベルの簡単な問題だが、配点は非常に高い。
満点を取れなければいけないという心づもりで本番に臨もう。

 
第2問 文章題集合(連立方程式、確率の文章問題、方程式の文章問題、2次関数の文章題)
配点:20点

傾向

典型的なパターン問題が中心。ただ、問題文の文章はあえてわかりにくい表現をしている。問題文に惑わされずに立式や条件を考えられるようにしておきたい。

 

必要学習内容

・基本部分の学習はもちろんのこと、見慣れない言い回しの問題からでも立式できるよう、模試や問題集を通して練習を重ねよう。
・問題文が伝えたい事さえ理解できれば、あとは教科書にも載っているレベルの典型的な問題として対応可能。ここも確実に得点できるようにしよう。

 

大問1・大問2で満点を取れればほぼ平均点(40点)が取れる。
数学が苦手な人も、大問1・2は絶対に満点を取れるようになっておきたい。
 

第3問 証明問題(平面図形、合同と相似の条件、いろいろな図形の特性、角度、相似比)
配点:15点

傾向

点が移動しながらの図形の証明。小問ごとに条件が変化している部分・していない部分の区別が重要。

 

必要学習内容

・どの図形かは自分で表すことができるように
・パターン問題に近いが見た目に惑わされない思考力の育成が重要である。

 

第4問 一次関数の応用(ダイヤグラムの利用)
配点:15点

傾向

表・グラフを元にバスの運行状況について考える問題。
グラフ先行で立式することがポイント。
“どう判断したのか”・“式をどのように考えたのか”考え方の整合性を高めていく学習が必要。

 

必要学習内容

初見の問題で正確に立式できる判断力と対応力を養うことが重要となってくる。
その為に必要なのは、以下の2つである。
・関数の文章題に幅広く触れること
 とにかくたくさんの問題に触れる。そうするといずれ、「この問題は以前解いたあれと似ているな……」と、漠然と解法が浮かんでくるようになる。
・“どう判断したのか”・“式をどのように考えたのか”考え方の整合性を高めていく
 「模範解答」とは、文字通り「見習うべき優れた回答」である。解けなかった問題は、模範解答を熟読し、どのような思考をすれば正解にたどり着けたのかを理解しよう。

大問3、4のような問題では、前の小問で証明した内容や用いた考え方が、次の小問を解くヒントになっていることがあり、問題作成者の誘導に気づき、前の問題の内容を活かせるかどうかがカギとなってくる。
慣れていないうちはこの誘導にも気づきにくいが、演習を重ねることで、パターンがつかめるようになっていくと思うので、数学が苦手だからと諦めず難しい問題にもチャレンジして欲しい。
数学は、「経験こそパワー!」な科目なのである。

第5問 資料と統計(平均値・箱ひげ図・四分位範囲・中央値・平均値)
配点:15点

傾向

典型的な資料と統計の問題。平均値を求めるもの、対応する箱ひげ図を求めるもの、箱ひげ図から読み取れることを選ぶもの。

 

必要学習内容

計算の要素が少ない代わり、箱ひげ図やグラフの知識・それを読み取る論理的思考力が求められる。
数学への苦手意識がある人でも、比較的やりやすい分野なので、しっかり練習を重ねて得点源にしよう。

第6問 空間図形(体積・表面積・最短距離)
配点:15点

傾向

空間図形の典型問題。
(2)までは円錐の体積や表面積を求める問題で教科書の例題レベル。確実に得点したい。
(3)は最短距離を求める問題。難易度は高いが、よく出る形式のもの。数学を得点源にしたい人・上位校を志望する人は取っておきたい。

 

必要学習内容

図形問題は、前半の小問で簡単な問題(公式を用いて面積や体積を求める、平行な直線の組み合わせを答える など)が出題されることが多い。数学が苦手な人も、これらの簡単な問題は解けるようになっておきたい。
その為には、教科書に出てくる公式や用語の定義は確実に覚えるようになろう。

図形問題の後半は、応用問題が出題される。空間認識能力が求められるイメージがあり、苦手意識の強い人も多い。
しかし、図形の応用問題はいくつかのパターンに分類することができ、またそれぞれにセオリーとなる解き方が存在する
例えば今回の(3)のような「最短距離を求める」問題は頻出。解き方のセオリーは、「展開図を書き、直線で目的地の点同士を結ぶ」ことである。

問題を多くこなしていけば、それぞれの問題に対するセオリーの解き方も自然と身についていき、初見の問題でも解答までの道筋がぼんやりと分かるようになってくる。
数学の点数を一点でも伸ばしたいと思っている人は、応用問題にもチャレンジし、とにかく演習量を重ねていこう。



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こんにちは。
今回は、茨城県立高校入試の国語の配点や勉強方法についてお伝えします。
昨年のブログはこちら↓

国語

平均:77.82点(昨年比+14.19点)

全体分析と対策

・またも傾向が大きくチェンジ!

<主な変更点>
①大問1・3(小説・説明文)で、本文の後にまとめ(ノート・スライド)が追加
②古文の小問が4問から5問へ増加→文章理解内容中心へ※文章量も増
③漢字・知識を問う問題は大問4にまとめられた
④作文問題は、出題がなくなる
⑤全体的な文章量は増量。読むスピードも試される
⑥記述問題が完全になくなり、漢字の読みを問う問題以外は全て選択式に
→複数資料の参照など大学入試共通テストを意識した傾向もあり、通常の学校のワークレベルでは、対応しにくい問題形式。
反面、記述問題が全く無かったことから平均点は大幅に上昇した。

今年度は、昨年度の問題傾向(文章量増加・共通テストを意識)のまま、記述問題が復活することが予想される
模試や問題集などを通して、記述問題にも対応できるよう勉強をしよう。
「記述問題が増える」と予想される理由・記述問題の勉強法は、この記事をチェック!

・<分野別>今後の入試傾向と予想

①小説・説明文
・「テクニック」のような解き方ができないので、本文を読み、内容を把握することが重要
・質問内容を正しく理解し、何を答えるのか判断する=自分の直感ではなく、ノート作成者がどこから読み取っているのかを表と本文を照らし合わせつつ考えることが重要。
・次年度も、同様の傾向と予測できるが、作問はパターンが多岐にわたる。
☆対策:様々な問題集で練習を重ね、茨城県の問題だけでなく他県の問題も取り入れて学習をしたい

②古文
・例年までの傾向と大きく変化→一読して、本文内容を理解できていないと正解できない。
・知識で解ける問題は、仮名遣いのみ→文法ではなく、古文にどれだけ、読み慣れしているかで得点は大きく差がでる。
☆対策:易しい文章を使って、古文を現代語に訳しながら読む練習が絶対に必要。解説に現代語訳が載っている問題集で、ノートに本文と訳をまとめる学習から行いたい

③知識
・手紙文の書き方、封筒の宛名など、デザイン的な問題も出題。
・漢字は易化。「書き」の出題も選択問題へ。


第1問 文学的文章(場面や心情の理解・解釈・表現)
配点:26点

傾向

本文の量は毎年徐々に長くなり、ほぼ4段構成の全面に。
この量を一読し、本文後のノートを参照しながら、設問に答える形式に。

 
必要学習内容

精読よりも、全体の把握と他人が作成したノートをまとめ、設問に答えること。
問題冊子を見返しながらの作業にも慣れることが重要。

 
第2問 古文・心情の理解・解釈・表現・仮名遣い
配点:20点

傾向

初見の古典及びその内容について話し合った内容を元に解く問題。
知識問題は現代仮名遣いに関する一問のみで、あとは内容理解問題。

 

必要学習内容

・仮名遣い→唯一知識で解ける問題。このような問題は正答率が非常に高いので、確実にとれるようになろう。
・古文の読解心情把握対策
・人物表現
・主語の意識→古文は現代文以上に主語が省略される。適宜書き込みを入れ、主語を間違えないようにしよう。

 

第3問 説明的文章(内容読取<語句選択・適語補充・内容一致等>)
配点:38点

傾向

2つの文章とそれを基にしたスライドの内容を読み解く問題。文章全体の展開や、2つの文章の内容の関連性など、文章全体を包括的にとらえる問題が出題された。

 

必要学習内容

・筆者の主張の捉え方
・接続詞
・語句・適文選択

本文を読む前に問題に目を通しておくと、意識して読むべき箇所がわかりやすくなる。

 

第4問 知識分野
敬語手紙文とあて名書きの書き方
漢字 書き:選択制 読み:記述
配点:16点

傾向

手紙の書き方は、教科書に載ってはいるものの授業内で大きく取り扱う時間は少ない。実際に手紙を出したことがある人は多少有利だったかもしれない。
敬語・手紙の書き方に関しては、実生活に即した分野である。将来的にできなければいけないものなので、入試勉強と関係なしに身に付けておきたい知識である。

漢字は、書きは同音異義語を問う選択式問題になった。読みは唯一の記述式問題だったが難易度は難しくなかった。
漢字は確実に点数を取れる部分なので、絶対に落としてはいけない。

 

必要学習内容

・手紙文の書き方や表現方法(デザイン的)の習得
・敬語表現
・漢字→来年は「書き」の問題が復活する(記号式でなくなる)可能性もある。「とめ・はね・はらい」に気を付けて普段から文字を書こう。

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皆さんこんにちは!
2学期が始まって、そろそろ1ヶ月が過ぎようとしています。
さて、今回から全6回にわたって、茨城県の高校入試について解説していきます。
昨年度大好評だった記事に、最新の情報を追加した完全決定版です!ぜひ活用してみてください!

 


○入試日程


学力検査:令和5年3月3日(金曜日)

特色選抜面接等、実技検査、連携型入学者選抜:令和3年3月6日(月曜日)

合格者の発表:令和3年3月14日(火曜日)

日程については昨年度とほぼ同様ですが、土日を挟むため学力検査と特色選抜の日が空く点に注意が必要です。

 


○選抜方式


県立高校の選抜方法には、【共通選抜】と【特色選抜】があります。

【共通選抜】

すべての高等学校で行われている方式で、内申点と学力検査の合計点で合否が決まります。

学力検査の科目は5教科(国語・数学・英語・理科・社会)各教科100点満点で500点満点です。
必要な偏差値・合格点の目安はこちら

内申点は中1~中3の9教科5段階の通知表の合計点で、135点満点です。

茨城県の高校入試では、学力検査と内申点、どちらも優秀な生徒のほうが合格しやすい仕組みになっています。

茨城県の高校入試のA群合格とB群合格の違い

例えば、定員が20名の高校に、30名が志願したとします。

この場合、「学力検査が上位80%」かつ、「内申点の順位が上位20位」の人がA群(図のピンクのエリア)となり、原則として全員合格になります。上の図の場合、15人がA群での合格になります。

このどちらかの条件を満たさなかった人はB群となり、学校独自の基準で合格者が決められます。上の図の場合、青のエリアに居る人のうち5人がB群での合格となります。

基準は各高校によって異なりますが、基本的には学力検査重視(学力:調査書=7:3)となります。

 
【特色選抜】
一部の高等学校・学科で行われる、文化・芸術・体育などの分野で優れた資質・実績がある人を対象とした入試です。

今年度特色選抜を行う高校の一覧はこちら

実技検査や面接など、学校によって試験内容が異なります。
また、配点も学校ごとにまちまちです。

特色選抜を視野に入れる場合は、早めに選抜方法や配点を調べて、対策を行いましょう。

 


○平均点推移


 英語国語数学理科社会5科目
令和2年56.259.2352.4458.9457.35284.16
令和3年53.3763.6339.6954.6656.18267.56
令和4年49.5677.8246.5649.5461.1283.99

※令和3年度の数学は全国的に見ても平均点が低くなっていました
昨年度は、採点ミスを減らす目的で選択式問題が増加・記述式問題が減少。結果として平均点が大幅に上昇しました。

そこで、今年度入試からはOCRが導入されることになったため、記述問題が増えることが予想されます。(詳しくはこちら)
記述対策はしっかり行いましょう。
 


○合格するために意識すること


・本番の入試で合格ラインを超えること


学力検査で最も重要なのは、本番の入試で合格ラインを超えるということです。
「偏差値を上げる」のではなく「確実に得点する」ことを意識して勉強しましょう。

「確実に得点する」というのは「みんなが正解する問題は間違えないようにする」ということです。
例えば、偏差値が50くらいの高校を受験するのであれば、正答率5%の問題を間違えても(解けるに越したことはありませんが)致命的ではありません。
あなたと同じ高校を受験する人の大半が解けていないと考えられるからです。
しかし、正答率90%の問題を間違えるのは致命的です。
他の受験生の大半が正答しているため、その部分で大きく差をつけられてしまいます。

模試の結果をみて、正答率が高いのに不正解だった問題があったら、その問題の周辺分野まで含めて徹底的に復習を行いましょう。
不正解の原因がケアレスミスだったら、なぜそのミスをしたのか・同じミスをしないようになるにはどうすればいいのかを考え、普段の問題演習の時から実践しましょう。


・内申点が低くても諦めないでください!
「中1、中2の時は部活が忙しくて、勉強に時間が取れなかった……」
「これから成績が上がっても、内申点がダメだったから上位校には行けないのか……」


そんなことはありません!



確かに内申点が高い方が有利ではありますが、より重視されるのは学力検査です。
今から勉強を頑張って成績を上げれば、上位校も狙えます。
トライにも、中3から家庭教師を始めて成績急上昇・逆転合格できた人が多くいます。
無料の学習相談も行っておりますので、まずはこちらからお問い合わせください!


次回からは、各科目ごとの分析や勉強方法のコツについて解説していきます!
ぜひ読んでくださいね!

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こんにちは。
今回は、茨城県立高校入試の英語の配点や勉強方法についてお伝えします。

昨年のブログはこちら↓

英語

平均:49.56点(昨年比-3.81点)

全体分析と対策

・英語の文章の記述問題が前年の7問→0問に!

一昨年・昨年と記述問題が7問固定だったのが、今年度は0問となった。その分は選択問題や、不要な語を含む少し難しめの並び替え問題へと置き換えられた。
なお今年度は、記述問題が復活する可能性もあるため、記述問題の対策も怠らないようにしよう。

・英単語・熟語を覚えているだけでは解けない!

大問6の不要な語を含む並び替え問題では、pictures(絵)に対する動詞(の過去分詞)としてtakenとdrawnの2つが用意されていた為、脊髄反射でpicture→写真文→takenとせず適宜選択出来るよう注意。
また、今年度は前年度よりもさらに選択問題であっても段階を踏まないと正答できないものも多くあり、慣れが必要。
例)大問4(1)④ひばり公園へ向かうバスの時刻を答える問題。市からひばり公園までブルーラインは25分、レッドラインは35分掛かる事、入り口に午後4時に集合する事を本文より、更にタイムテーブルと本文から読み取った所要時間より適切な出発時間を選ぶ。


第1問 リスニング
配点:30点

傾向

内容・難易度・出題形式・配点は例年通り。英文の内容に当てはまるイラストを選ぶもの・対話内容に関する質問に答えるもの・単語の穴埋めをするものなどが出題された。

(1)No.1やNo.2のように(after)・(water)一語のみ聞き取れば答えられる問題から、No.5のように「今10時で、既に2時間英語を勉強した。数学を1時間勉強するつもり」を全て聞き取れていないと正しいタイムスケジュールを選択できない問題まで、幅広い。
熟語表現や英文から正しい表・内容・絵・値段・時間を選択時間を選ぶ問題が多く出題された。
重要英単語・熟語を押さえておくのは必須で、その上で気温が高いのか低いのか、試合開始まではあと何分あるのか、年齢や日々の習慣が何をもたらしているかをメモ・計算することができるようになる練習が必須となる。リスニングによる英問英答も練習が必要。

 
必要学習内容

・茨統・過去問等英語のリスニング問題を「聞く」機会をつくり、慣れる。(難しい単語や表現は少ないのでスピードへの慣れが肝心。)
・「5W1H」を意識して放送を聞き、メモに残す練習。
・最初の説明から、質問されそうなことを予測できるとさらによい。
・似た発音の音に注意する。特に13(thirteen)と30(thirty)のような数字は、文脈から区別しにくいので気を付ける。
・その他のリスニング勉強法はこちら

 
第2問 語形変化・空欄適語補充
配点:12点

傾向

例年通りの内容・出題形式・配点。語形変化は格変化・過去・過去分詞形・比較・最上級の不規則変化を覚えておく事と助動詞の後ろの動詞は原形を覚えておけば対応可能。

 

必要学習内容

・単なる単語・イディオム練習では不十分。過去問を解いて、同レベルの英文和訳をする力を養っておく。
・空欄の前後の語をヒントにどんな文法を使うか考えられるようにする。動詞に関する文法は特に重要。
・子音字を重ねるing動詞や不規則変化をする動詞をつかった文法に注意。

 

第3問 内容一致文選択・文章並べ替え
配点:8点

傾向

問題数は2問、配点8点と昨年同様。内容も変化のあった昨年同様に英文を読み適切なものを選択・文章の並べ替えのまま。
選択問題はnecessary等、少し難しめの単語も出てきたが、まったく本文に出てきてもいない選択肢があったりと十分対応可能。
文の並べ替えは前後の文章との関係や接続詞の知識がキーポイントとなるため、文全体の構造把握が必要。

 

必要学習内容

・内容一致では本文中に記述がないものに注意。全選択問題に目を通し最適解を選べるようにする。
・文章の並べ換えは、前後の文章と矛盾なく合致させるため、文全体の構造把握が必要。
・接続詞や代名詞がキーポイントとなるので、しっかりと読み取る練習が必要。
・後半で時間がかかることが予想されるので、大問3では時間をかけずに解けるよう繰り返し練習をしておくとよい。

 

第4問 対話文読解(会話の流れ・表に沿った選択問題)
配点:13点

傾向

例年通りの出題方法。
ポイントは明示されていない部分を含め絞り込みができるか。

(例)(1)⑤の参加するイベントについて。アンナは大きい動物が好き、今週¥3,000しか使えない(入場料はサイトの表から¥900)→大きさよりイ.うさぎ、値段よりウ.パンダが除外される。残る2つのうちエ.馬は最終が午後三時からであるため、こちらも除外。

またwould like to~、a lot of~といった定番の熟語も出された。また、語注としての単語は昨年の2語→6語と大きく増えた。

 

必要学習内容

・表のかなり細かな部分まで突っ込まれた設問があるので、流し読みせず会話文と合わせて理解することが必要。
・会話文脈と表から正しい発言内容を選択する練習。
・会話文の大まかな日本語訳をし、空欄に当てはまる表現を日本語で考えてから、英語にするという段階を踏んで答えを導くようにすること
・昨年に続き多用されている会話表現の言い回し(Why don`t you~?Shall we~?など)を押さえておくこと。

 

第5問 長文読解(内容一致、選択問題)
配点:25点

傾向

配点25点のまま変化なし。
出題形式は例年通り、内容に適した文選択問題3問、1文を長文の適した場所に入れる選択問題が1問、英問英答(抜き出し)2問、適文補充3問・タイトル選択1問。
抜き出しはキーワードbecauseやher wordsが拾えれば正解できる等昨年よりやや易化も、選択問題では文章の細かい部分まで問われた

 

必要学習内容

・表のかなり細かな部分まで突っ込まれた設問があるので、流し読みせず会話文と合わせて理解することが必要。
・会話文脈と表から正しい発言内容を選択する練習。
・会話文の大まかな日本語訳をし、空欄に当てはまる表現を日本語で考えてから、英語にするという段階を踏んで答えを導くようにすること
・昨年に続き多用されている会話表現の言い回し(Why don`t you~?Shall we~?など)を押さえておくこと。

 

第6問 並び替え問題(選択肢に不要な語のある、英文のみで構成されている注釈のない問題文)
配点:12点

傾向

配点は12点で昨年までの作文と変わらず。
ポスターと3人の会話から並び替える問題。
それぞれの選択肢に不要な語句がある為、選定をする必要がある。

関係代名詞等文法事項からbe interested inといった慣用表現まで幅広く出てきた。不要な語句を見極められなければ必ず不正解になってしまうこともあり、解き慣れていない場合見極めに時間が掛かってしまう

 

必要学習内容

・不要な語を読み違えると、どう並び替えても不正解になってしまうため、確実に弾く練習が必須。howとwhichどちらか、takenとdrawnどちらか、等2択まで絞り込めるよう文法事項もしっかりと身につけておきたい。
・自身の考え・意見を述べるのではなく、提示されたシチュエーションに適した内容を時系列に沿って英作文できるようにする練習が必須。
・同様の問題は他県でもオーソドックスに出ているため、全国精選問題集等でしっかりと対策しておくことが必要。

 

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