2022年9月22日
茨城県立高校入試完全攻略~令和5年入試に向けて~ 第1回 概況分析
皆さんこんにちは!
2学期が始まって、そろそろ1ヶ月が過ぎようとしています。
さて、今回から全6回にわたって、茨城県の高校入試について解説していきます。
昨年度大好評だった記事に、最新の情報を追加した完全決定版です!ぜひ活用してみてください!
○入試日程
学力検査:令和5年3月3日(金曜日)
特色選抜面接等、実技検査、連携型入学者選抜:令和3年3月6日(月曜日)
合格者の発表:令和3年3月14日(火曜日)
日程については昨年度とほぼ同様ですが、土日を挟むため学力検査と特色選抜の日が空く点に注意が必要です。
○選抜方式
県立高校の選抜方法には、【共通選抜】と【特色選抜】があります。
【共通選抜】
すべての高等学校で行われている方式で、内申点と学力検査の合計点で合否が決まります。
学力検査の科目は5教科(国語・数学・英語・理科・社会)各教科100点満点で500点満点です。
必要な偏差値・合格点の目安はこちら。
内申点は中1~中3の9教科5段階の通知表の合計点で、135点満点です。
茨城県の高校入試では、学力検査と内申点、どちらも優秀な生徒のほうが合格しやすい仕組みになっています。
例えば、定員が20名の高校に、30名が志願したとします。
この場合、「学力検査が上位80%」かつ、「内申点の順位が上位20位」の人がA群(図のピンクのエリア)となり、原則として全員合格になります。上の図の場合、15人がA群での合格になります。
このどちらかの条件を満たさなかった人はB群となり、学校独自の基準で合格者が決められます。上の図の場合、青のエリアに居る人のうち5人がB群での合格となります。
基準は各高校によって異なりますが、基本的には学力検査重視(学力:調査書=7:3)となります。
【特色選抜】
一部の高等学校・学科で行われる、文化・芸術・体育などの分野で優れた資質・実績がある人を対象とした入試です。
今年度特色選抜を行う高校の一覧はこちら。
実技検査や面接など、学校によって試験内容が異なります。
また、配点も学校ごとにまちまちです。
特色選抜を視野に入れる場合は、早めに選抜方法や配点を調べて、対策を行いましょう。
○平均点推移
英語 | 国語 | 数学 | 理科 | 社会 | 5科目 | |
令和2年 | 56.2 | 59.23 | 52.44 | 58.94 | 57.35 | 284.16 |
令和3年 | 53.37 | 63.63 | 39.69 | 54.66 | 56.18 | 267.56 |
令和4年 | 49.56 | 77.82 | 46.56 | 49.54 | 61.1 | 283.99 |
※令和3年度の数学は全国的に見ても平均点が低くなっていました
昨年度は、採点ミスを減らす目的で選択式問題が増加・記述式問題が減少。結果として平均点が大幅に上昇しました。
そこで、今年度入試からはOCRが導入されることになったため、記述問題が増えることが予想されます。(詳しくはこちら)
記述対策はしっかり行いましょう。
○合格するために意識すること
・本番の入試で合格ラインを超えること
学力検査で最も重要なのは、本番の入試で合格ラインを超えるということです。
「偏差値を上げる」のではなく「確実に得点する」ことを意識して勉強しましょう。
「確実に得点する」というのは「みんなが正解する問題は間違えないようにする」ということです。
例えば、偏差値が50くらいの高校を受験するのであれば、正答率5%の問題を間違えても(解けるに越したことはありませんが)致命的ではありません。
あなたと同じ高校を受験する人の大半が解けていないと考えられるからです。
しかし、正答率90%の問題を間違えるのは致命的です。
他の受験生の大半が正答しているため、その部分で大きく差をつけられてしまいます。
模試の結果をみて、正答率が高いのに不正解だった問題があったら、その問題の周辺分野まで含めて徹底的に復習を行いましょう。
不正解の原因がケアレスミスだったら、なぜそのミスをしたのか・同じミスをしないようになるにはどうすればいいのかを考え、普段の問題演習の時から実践しましょう。
・内申点が低くても諦めないでください!
「中1、中2の時は部活が忙しくて、勉強に時間が取れなかった……」
「これから成績が上がっても、内申点がダメだったから上位校には行けないのか……」
そんなことはありません!
確かに内申点が高い方が有利ではありますが、より重視されるのは学力検査です。
今から勉強を頑張って成績を上げれば、上位校も狙えます。
トライにも、中3から家庭教師を始めて成績急上昇・逆転合格できた人が多くいます。
無料の学習相談も行っておりますので、まずはこちらからお問い合わせください!
次回からは、各科目ごとの分析や勉強方法のコツについて解説していきます!
ぜひ読んでくださいね!