教育プランナーブログ

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こんにちは。
今回は、茨城県立高校入試の英語の配点や勉強方法についてお伝えします。

昨年のブログはこちら↓

英語

平均:49.56点(昨年比-3.81点)

全体分析と対策

・英語の文章の記述問題が前年の7問→0問に!

一昨年・昨年と記述問題が7問固定だったのが、今年度は0問となった。その分は選択問題や、不要な語を含む少し難しめの並び替え問題へと置き換えられた。
なお今年度は、記述問題が復活する可能性もあるため、記述問題の対策も怠らないようにしよう。

・英単語・熟語を覚えているだけでは解けない!

大問6の不要な語を含む並び替え問題では、pictures(絵)に対する動詞(の過去分詞)としてtakenとdrawnの2つが用意されていた為、脊髄反射でpicture→写真文→takenとせず適宜選択出来るよう注意。
また、今年度は前年度よりもさらに選択問題であっても段階を踏まないと正答できないものも多くあり、慣れが必要。
例)大問4(1)④ひばり公園へ向かうバスの時刻を答える問題。市からひばり公園までブルーラインは25分、レッドラインは35分掛かる事、入り口に午後4時に集合する事を本文より、更にタイムテーブルと本文から読み取った所要時間より適切な出発時間を選ぶ。


第1問 リスニング
配点:30点

傾向

内容・難易度・出題形式・配点は例年通り。英文の内容に当てはまるイラストを選ぶもの・対話内容に関する質問に答えるもの・単語の穴埋めをするものなどが出題された。

(1)No.1やNo.2のように(after)・(water)一語のみ聞き取れば答えられる問題から、No.5のように「今10時で、既に2時間英語を勉強した。数学を1時間勉強するつもり」を全て聞き取れていないと正しいタイムスケジュールを選択できない問題まで、幅広い。
熟語表現や英文から正しい表・内容・絵・値段・時間を選択時間を選ぶ問題が多く出題された。
重要英単語・熟語を押さえておくのは必須で、その上で気温が高いのか低いのか、試合開始まではあと何分あるのか、年齢や日々の習慣が何をもたらしているかをメモ・計算することができるようになる練習が必須となる。リスニングによる英問英答も練習が必要。

 
必要学習内容

・茨統・過去問等英語のリスニング問題を「聞く」機会をつくり、慣れる。(難しい単語や表現は少ないのでスピードへの慣れが肝心。)
・「5W1H」を意識して放送を聞き、メモに残す練習。
・最初の説明から、質問されそうなことを予測できるとさらによい。
・似た発音の音に注意する。特に13(thirteen)と30(thirty)のような数字は、文脈から区別しにくいので気を付ける。
・その他のリスニング勉強法はこちら

 
第2問 語形変化・空欄適語補充
配点:12点

傾向

例年通りの内容・出題形式・配点。語形変化は格変化・過去・過去分詞形・比較・最上級の不規則変化を覚えておく事と助動詞の後ろの動詞は原形を覚えておけば対応可能。

 

必要学習内容

・単なる単語・イディオム練習では不十分。過去問を解いて、同レベルの英文和訳をする力を養っておく。
・空欄の前後の語をヒントにどんな文法を使うか考えられるようにする。動詞に関する文法は特に重要。
・子音字を重ねるing動詞や不規則変化をする動詞をつかった文法に注意。

 

第3問 内容一致文選択・文章並べ替え
配点:8点

傾向

問題数は2問、配点8点と昨年同様。内容も変化のあった昨年同様に英文を読み適切なものを選択・文章の並べ替えのまま。
選択問題はnecessary等、少し難しめの単語も出てきたが、まったく本文に出てきてもいない選択肢があったりと十分対応可能。
文の並べ替えは前後の文章との関係や接続詞の知識がキーポイントとなるため、文全体の構造把握が必要。

 

必要学習内容

・内容一致では本文中に記述がないものに注意。全選択問題に目を通し最適解を選べるようにする。
・文章の並べ換えは、前後の文章と矛盾なく合致させるため、文全体の構造把握が必要。
・接続詞や代名詞がキーポイントとなるので、しっかりと読み取る練習が必要。
・後半で時間がかかることが予想されるので、大問3では時間をかけずに解けるよう繰り返し練習をしておくとよい。

 

第4問 対話文読解(会話の流れ・表に沿った選択問題)
配点:13点

傾向

例年通りの出題方法。
ポイントは明示されていない部分を含め絞り込みができるか。

(例)(1)⑤の参加するイベントについて。アンナは大きい動物が好き、今週¥3,000しか使えない(入場料はサイトの表から¥900)→大きさよりイ.うさぎ、値段よりウ.パンダが除外される。残る2つのうちエ.馬は最終が午後三時からであるため、こちらも除外。

またwould like to~、a lot of~といった定番の熟語も出された。また、語注としての単語は昨年の2語→6語と大きく増えた。

 

必要学習内容

・表のかなり細かな部分まで突っ込まれた設問があるので、流し読みせず会話文と合わせて理解することが必要。
・会話文脈と表から正しい発言内容を選択する練習。
・会話文の大まかな日本語訳をし、空欄に当てはまる表現を日本語で考えてから、英語にするという段階を踏んで答えを導くようにすること
・昨年に続き多用されている会話表現の言い回し(Why don`t you~?Shall we~?など)を押さえておくこと。

 

第5問 長文読解(内容一致、選択問題)
配点:25点

傾向

配点25点のまま変化なし。
出題形式は例年通り、内容に適した文選択問題3問、1文を長文の適した場所に入れる選択問題が1問、英問英答(抜き出し)2問、適文補充3問・タイトル選択1問。
抜き出しはキーワードbecauseやher wordsが拾えれば正解できる等昨年よりやや易化も、選択問題では文章の細かい部分まで問われた

 

必要学習内容

・表のかなり細かな部分まで突っ込まれた設問があるので、流し読みせず会話文と合わせて理解することが必要。
・会話文脈と表から正しい発言内容を選択する練習。
・会話文の大まかな日本語訳をし、空欄に当てはまる表現を日本語で考えてから、英語にするという段階を踏んで答えを導くようにすること
・昨年に続き多用されている会話表現の言い回し(Why don`t you~?Shall we~?など)を押さえておくこと。

 

第6問 並び替え問題(選択肢に不要な語のある、英文のみで構成されている注釈のない問題文)
配点:12点

傾向

配点は12点で昨年までの作文と変わらず。
ポスターと3人の会話から並び替える問題。
それぞれの選択肢に不要な語句がある為、選定をする必要がある。

関係代名詞等文法事項からbe interested inといった慣用表現まで幅広く出てきた。不要な語句を見極められなければ必ず不正解になってしまうこともあり、解き慣れていない場合見極めに時間が掛かってしまう

 

必要学習内容

・不要な語を読み違えると、どう並び替えても不正解になってしまうため、確実に弾く練習が必須。howとwhichどちらか、takenとdrawnどちらか、等2択まで絞り込めるよう文法事項もしっかりと身につけておきたい。
・自身の考え・意見を述べるのではなく、提示されたシチュエーションに適した内容を時系列に沿って英作文できるようにする練習が必須。
・同様の問題は他県でもオーソドックスに出ているため、全国精選問題集等でしっかりと対策しておくことが必要。

 

トライでは、現在の成績や志望校に応じて、生徒一人ひとりに最適な学習プランを提供しています!
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