教育プランナーブログ

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夏休みもあと少し。この時期になると毎年夏休みの宿題に追われている生徒さんがたいばらきけくさんいます。
今回はたくさんの種類の宿題の中でも多くの生徒さんが頭を抱えてしまう「読書感想文」についてお話をしていきたいと思います。
ちなみにそこで頭を抱えてしまう生徒さんは国語が苦手だったり伸び悩んでいたりするのです。

 

読書感想文は国語に必要な3つの力を総動員させて初めて完成させることができるものなのです。
では国語に必要な3つの力とはどんなものなのでしょうか。

 

1つめは「読む力」
これは単純に文章を読むことができる力のことです。小学生の頃に音読の宿題を出された経験ありませんか?
音読して漢字を飛ばしたり「、」や「。」といった句読点を無視したりという読み方になっていなければ大丈夫。あなたは「読む力」を持っています。

 

2つめは「まとめる力」
分かりやすく言うと文章の内容を頭の中でイメージする力です。
文章には段落というものが存在します。段落は場面が切り替わったりある物事に対して視点が変わったりしたときに新しくなります。
この変化を読み取れているか否かが場面をイメージできるかどうかの分かれ道です。
まとめる力において大事なことがもうひとつ。それは頭の中で読んだ内容を文章にできているかということです。
文章を読んでも、ただ読んでいるだけだったり単語レベルで文章をとらえていたり。
読んだことを文章の流れとしてとらえることができていなければその場面をイメージすることは難しいですよね。
文章を読んでその内容をイメージすることができる人。それは「まとめる力」を持っている人です。

 

3つめは「書く力」
読書感想文に限らず、国語の問題は文章を読んで内容をまとめたらそれを文章にしなければなりません。
ここで必要になるのが「書く力」です。
小説家のようにカッコいい文章や魅力的な文章を書くということではなく、どれだけ自分の考えをまとめた文章を書けるかということです。
自分の考えていることを文章で伝えることは想像以上に難しいものです。
無理に難しい言葉や言い回しを使うのではなく、自分が使いこなせる言葉で文章を作ることが大切。
もちろん難しい言葉を使いこなすことができる語彙力があるならば、その言葉を使ってみるという挑戦も大切です。

 

以上3つの力を簡単に説明させていただきましたが、どれも一朝一夕で身につくものではありません。
やはり普段から本を読んでいる子の方がこれらの力を持っていることが多いですし、逆に普段あまり本を読まない子にこの力は身につきにくいのです。

 

小学生より中学生。中学生より高校生。扱う文章は長く難解な内容になっていきます。
特にAO入試や推薦試験を目指している高校生のみなさんはそれぞれに合わせた文章の書き方を学んでいかなければなりません。
今この3つの力を持っている人は自分がどのような文章を書かなければならないのか知る必要がありますし、持っていない人はまずそれを身につける必要があります。

 

文章を書くということにおいても、他の勉強と同じようにひとりひとりスタートラインは異なってきます。
自分の読書感想文を見直してみて「うーんー…」と思ったらぜひご相談ください。いつでもお待ちしています。

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