2012年5月27日
茨城県 プロスポーツ家庭教師のトライ
もう5月も終盤、6月に入ります。夏も近くなり、運動会やプール開き、
部活動を行っている方は大会も近くなってきたことでしょう。
さて、保護者の皆さん、大人になると走らなくなりますが、子供のころは運動ばかりしていたと思います。
今日は、スポーツの大切さについて改めてお話したいと思います。
スキャモンの発育発達曲線を参照すると、
神経系の発達は、5歳頃までに80%、12歳でほぼ100%終了します。
神経系は、一度その経路が出来上がるとなかなか消えません。たとえば、
いったん自転車に乗れたら、大体生涯乗ることができると思います。
この、12歳までの時期に神経系をよりよく発達させるために、神経回路へ刺激を与える必要が
あります。つまり、5~12歳の時期に、多種多様な動きを経験させることが必要です。
子どもが成長していく過程では、器官や機能はまちまちの発達をしていきますので、
ある一つの課題に対しても、吸収しやすい時期と、しにくい時期が出てきます。
いつでもいろんな刺激を与えればよいというものではありません。
発達の段階で最も刺激を吸収しやすい時期に、その課題を与えていくのが最適な方法です。
では、成長の特徴を3段階に分けてみましょう。
プレゴールデンエイジ(5歳~8歳頃)
神経系が著しく発達します。飽きやすくみえますが、これは集中力がないのではなく、
非常に高い集中力を持ちながらも、刺激を吸収しているのです。この時期のスポーツの
基礎づくりにより、後の習得度が変わってきます。
ゴールデンエイジ(9歳~12歳頃)
神経系は発達し、安定します。動作習得が即座にできる時期です。
ポスト・ゴールデンエイジ(13歳頃以降)
発育のスパート期(思春期でもある)いわゆる成長期です。骨が急激に発達し、
逆に今までのことができなくなったりします。しかし、男性ホルモンの分泌が速筋線維の発達を促し、
それまでに身につけた技術を、より速く、より強く発揮することを可能とさせてくれます。
このように、単にスポーツをさせればよいということではなく、時期にあった指導が大切です。
もちろん、身体面だけではなく、精神面の成長にも、時期を考えることが大切です。
このお話に興味のある方は、プロスポーツ家庭教師のトライに是非ご連絡ください!