2012年6月16日
茨城県 AO入試について
お世話になっております。家庭教師のトライ 茨城校です。
本日扱うのは大学入試制度、特にAO入試についてです。
まず、おおまかな大学入試制度のご説明からさせていただきます。
大学入試で多くの学生が狙うことになるのは、一般入試(前期入試・後期入試)になります。
これはセンター試験(一次試験)と大学独自の問題(二次試験)での得点を主に用いて評価する、
従来型の入試制度です。(ただし私立大学などではセンター試験を課さない大学も多いです)
また11月頃より行われる、推薦入試も盛んになっています。
こちらは出身校から推薦を受け、成績・調査書等を加味して選抜される入試になっています。
一方、近年話題になっている形式のひとつが、本日取り上げるAO入試です。
AO入試とは。簡単に説明すると、
・通常の学科試験のみではなく、志望理由書・小論文・面接などで人物像を評価する
・推薦入試が解禁される11月より早い段階で行われる
の2点が大きな特徴になっています。
早期に行われる他、学力以外の部分を評価してくれるためチャンスは増えることになります。
反面、本当にその大学で良いのか、という慎重な志望校選びが必要になってきます。
さて、茨城県の各大学のAO入試の実施状況はどうでしょう。
まず国立大学の筑波大学ではほぼ全ての学群でAO入試を設けています。
一方同じ国立大学の茨城大学、公立大学の県立医療大学では、現在AO入試は行われていません。
また他の大学の状況としては、茨城県内に6つある私立大学の全てでAO入試が行われています。
筑波大学のAO入試は、9月上旬に出願し、10月上旬に試験が行われるⅠ期入試と、
5月上旬に出願し、6月下旬に試験が行われるⅡ期入試に分けられます。
いずれも定員は若干名で、書類選考と面接・口述試験から構成されます。
早期に行われるAO入試、使うも使わないも戦略ですが、
今から受験プランを固めていく必要があります。