2013年4月2日
茨城県 大学受験終了!
いつもお世話になっております。家庭教師のトライ茨城校です。
まもなく新年度となりますが、今回のテーマは茨城県内の今年度の大学入試に関する内容となります。
県内の国立2大学、茨城大学と筑波大学は、ともに前期試験が2/25,26、後期試験が3/12に行われ、
合格発表まで終了しています。
ただ、筑波大学はまだ今年度の倍率などが発表されていないので、ここでは茨城大学についてのみ掲載いたします。
さっそく今年度の入試状況を概観していきましょう。
(なお、倍率については「志願倍率…志願者数÷合格者数」ではなく「受験倍率…受験者数÷合格者数」を記載しています)
【茨城大学】
・前期試験
茨城大学の前期試験では、全学部合わせて3,012名が受験し、
合格者数は1,147名となりました(単純受験倍率は3.1倍)。
学部ごとの倍率としては、募集人員のわずかな農学部の倍率が4.6倍と高いものになりました。
学科(コース・専修)ごとにばらつきはあるものの、次いで教育学部にも3.9倍と受験生が多く集まりました。
募集人員最多の工学部も人気の学部で、受験者は1,057名と最多、倍率は3.0倍となりました。
人文学部、理学部は2.5倍に落ち着きました。
また前年度からの受験者数の変移を見てみると、学部・学科ごとで増減がまちまちですが、
全体としてはやや増加傾向となりました。特に工学部の志願者が前年度比1.4倍と、高い数値になっています。
茨城大学はセンター試験の比率も低くない学校ではありますが、センター試験の難化、結果の不振を受けて
地方国立大学へと流れる層が一定数いたと予想されるでしょう。
・後期試験
一方後期試験では、全学部合わせて1,764名の受験となり、このうち509名が合格となりました。
倍率は4.9倍と、後期試験特有の狭き門となりました。(なお志願者数は3,452名、志願倍率は9.6倍です)
学部としては前期試験に引き続き、農学部が6.6倍と最高倍率、次いで工学部がこれも高倍率の6.2倍となりました。
後期試験でも比較的大人数の募集がある人文学部、教育学部はそれぞれ4.0倍、4.6倍となっています。
理学部も4.3倍と類似した数値となりました。
前年度と比較すると、工学部の志願者数が前期と同様増加した一方で、他の学部はいずれも減少傾向となりました。
本大学の工学部人気が反映されたと言えるでしょう。