2018年11月9日
茨城県 「できていたのにできなかった」はなぜ?
みなさんこんにちは、家庭教師のトライ茨城校です。
家で解いたときはできたのに・・・
「模試になると得点が思うようにとれない!」
こんな声をいただくことがあります。
模試だけではなく、学校の定期テストでも思うようにいかない、という生徒さんもいらっしゃいました。
この両方のパターンには共通した原因があります。
それが「定着度」です!
みなさんは、忘却曲線というものを聞いたことがあるでしょうか?
ヘルマン・エビングハウスという心理学者が発見した理論で、
時間の経過とともに人の記憶がどういった変化をたどるのかを示しています。
その理論によると、
1時間後には覚えた内容の56%
1日後には74%
1週間後には77%
を忘れてしまうとされています。
つまり、記憶を定着するためには復習のタイミングが重要になります!
ある問題を1回解いただけで満足するのではなく、
数日後にもう1回、一週間後にもう1回・・・と行うことがこの理論上は一番効果的といえます。
1回解けただけでは、「なんとなく」の理解で留まってしまって、日を追う(=他の新しい知識が入る)と
その「なんとなく」が通用しなくなってしまいます。
繰り返し行うことで、知識の整理をしながら正確で深い理解ができるようになります!
また、この定着度だけではなく、もうひとつ原因として考えられるのが
雰囲気に呑まれてしまっていることです。
定期テストや模試のときの雰囲気はいつもと違うものがあって、緊張してしまいます。
もしかしたら、「場慣れ」をしていないから、本番のとき思ったように問題が解けないのかもしれません。
これを克服するためには、①とにかく慣れること ②深呼吸して落ち着くこと、などが挙げられます。
普段ご自宅などで1人で問題を解くときも、まるでテスト会場のような環境をつくって取り組んでみてはいかがでしょうか。
そして最後は「自分は本番に弱いんだ」と受け入れることも大切です。
本番に弱いからもっと勉強時間をとろう、緊張するのはみんな一緒だから大丈夫・・・など、自分なりの付き合い方を見つけましょう。
開始の合図があったらまずは深呼吸をする、ということもオススメです。
模試や定期テストは、自分の実力の確認と場慣れのためにあるものです。
早い時期に自分の弱みを知れて良かった、と前向きに捉えていきましょう。
もっと深く知りたいことなどがあったら、ぜひ担当の家庭教師の先生や教育プランナーまで相談してみてください!