2011年4月28日
神奈川 高校入試制度改革案について
こんにちは。トライ神奈川校です。
現在、神奈川県の高校入試の仕組みは、前期選抜と後期選抜の2回の試験によって決まる形になっています。
前期選抜は例年1月下旬に実施され、学力試験を実施せず面接や作文・自己表現活動などを行います。
そこで定員の20-50%の合格が決まります。
前期選抜でのポイントは、中2-中3の内申点と面接などでの自己PR力です。
トライでは、内申点を取るためのアドバイスや自己PR文の添削、面接の練習などの取り組みを行ってきました。
ただ、前期選抜には大きな問題点も指摘されてきました。
内申点が絶対評価であることで、各中学校での内申点の付け方に偏りがあることや、前期試験合格後に勉強への意欲が落ちてしまうことで、入学するまでに後期選抜(学力試験実施)合格者との学力差が大きくなってしまうことなどです。
毎年、前期試験廃止の話は出ておりましたが、2011年1月29日の神奈川新聞にて以下のような記事が掲載されました。
高校入試制度改革案として総合評価から実力の検証へ―。
県教育委員会の外部組織「入学者選抜制度検討協議会」が1月28日に打ち出した新たな入試制度は、
すべての受験生に学力検査を課す方式(つまり前期選抜方式の廃止)。
新学習指導要領が掲げる「脱ゆとり」の流れに呼応する、教育現場の動きに沿った内容。
新方式は、早ければ現在の中学2年生が受験する2年後から導入されるとのこと。
今年の秋までに教育委員会からの正式発表があれば、現在の中2からは全員に学力検査が課されることになるでしょう。
トライ神奈川校は、今までどおり基礎学力を確実につけることを基本と考え、
学校の問題集レベルから独自問題対策まで、1対1指導だからこそできる、一人ひとりに適した高校受験対策を行っていきます。
5月下旬から6月中旬に実施される定期テストを前に、
これからの高校入試が心配なお子さんや親御さんは、ぜひ教育プランナーにご相談ください!