2012年7月29日
神奈川県 読書感想文 書き方のポイント
こんにちは。家庭教師のトライ神奈川校です。
夏休みが始まり、長期休みを有意義に過ごしたいと思いながら、
夏休みの宿題で苦戦されている方も多いと思います。
今回は、夏休みの宿題の中でも一番相談が多い読書感想文についてお話します。
【本選び】
読書感想文を書くにあたり、まずは本を選ばなくてはいけません。
このスタートの作業がとても大変だったりします。
私自身も学生時代に、「火垂るの墓」「夏の庭」「ハッピーバースデー」「ヘレンケラー」などを
読み、読書感想文を書いた覚えがあります。
その中でも一番書きやすかったのは、今の自分の状況と物語の状況を比較しやすい本でした。
例えば、「火垂るの墓」は戦争体験のお話です。
自分と同じぐらいの年齢の主人公が過ごした時代・環境・心情・物事の考え方など、
今の自分と比較しながら書くという方法が取り組みやすかったです。
また、青少年読書感想文コンクール課題図書から選ぶのも一つの方法だと思います。
【書き方】
読書感想文を書き始めるにあたって、以下の3つのポイントでつまずく方が多いと思います。
1)書き出し
私が学生の頃、小学校の先生に良く言われたことは、
「出だしに、読んで一番印象に残ったことを書きなさい」ということです。
「私は●●●という本を読みました。その本は○○○という主人公が・・・・」と、あらすじのように
細かい説明から書き始め、最終的に収集がつかなくなってしまうことがあります。
そうではなく、
「主人公の○○○という行動は、私にとって想像をはるかに超えるものだった。」
「主人公の○○○という考え方は、どういう神経をしているのだと、私はあきれ果ててしまった。」
というように、本を読んで一番印象的だったことから書きはじめ、そのあとに
「なぜなら・・・」と、続けていくと、読む相手に興味をもってもらえるような書き出しになります。
2)中身
主人公と自分自身を比較していく中で、
気付いたこと・はじめて知ったこと・驚いたこと・悲しいと思ったことを書いていくと、
内容が膨らんでいくと思います。
そこに、例えば生きた時代や環境は違うけれども、主人公の考えと共感できる点などを
自分の実体験を交えて書いていくと、より中身が濃くなります。
3)終わり
最後は、この本を読んでこれからの自身の生活や将来に、どう活かしていきたいか、
未来の自分と結び付けてまとめると良いと思います。