2013年6月5日
神奈川県 今年の高校入試は表現する力が重要!
こんにちは。家庭教師のトライ 神奈川校です。
2013年度より神奈川県の公立高校入試制度が大きく変化しています。
制度のみならず、出題傾向も変わってきます。
そこで、受験の為に、この夏どのような対策をしていくのが良いのか、
英語と数学の2教科に焦点を当て、傾向の変化と共に見ていきましょう。
英語
:「ひとひねり」ある英作文が出題され、英語力+思考力が問われる。
問1-5まではこれまで通りの並べ変え問題や穴埋め問題など、基礎力が問われるようなものが
出題されていますが、問6-8では文章や表を読み取り、それを的確に表現できているかが
問われる英作文や記述式の問題が多くみられます。
このことから、語彙や文法などの基礎的な知識を理解した上で、与えられた情報を活用し、
自ら選択し判断する力と、英語で表現する力が必要だと言えるでしょう。
■おすすめの夏の対策■
表現力を鍛える前に、基礎固めをしましょう。
・英文を正確に訳す
・多くの長文に触れ、英文を暗記する
これまでに使用してきた教科書、参考書、模試の模範解答の英文を多く覚えましょう。
覚えた英文のストックが増えれば増えるほど、いろいろなことが表現できるようになります。
暗記した後は、それを実際に書いてみる。その繰り返しで、文章を書く力は養われていきます。
数学
:「完全証明」が登場。全体的なレベルは変わらず。
これまで、穴埋めしかなかった証明問題が、はじめから終わりまで完全に証明する形式に
変わることが示されました。問題のレベルが変わらないので、差がつくポイントとなるでしょう。
難関高校受験者は一か所たりともミスが許されない入試になりそうです。
■おすすめの夏の対策■
完全証明の対策をしましょう。
・図形問題では、問題文に書いてある等しい辺、等しい角、平行な直線などを
問題文を読みながら書いていく
・合同や相似などの、どの条件を使うか予想を立てる
・証明の答えの部分を全部ノートに書いていく
証明問題の際に「どう書いていいかわからない」という人は、頭を整理し、順番にひも解き、
表現していくことに慣れていないだけです。
上記3点の順番で練習をすることで、完全証明の形式に慣れていきましょう。
また、自分の思考の過程のノートに表現することで、どこでつまずいているのかも明確になり
今後の対策も取りやすくなります。是非、証明の答えの部分を全部ノートに書いていきましょう。
傾向が変化してから、どの教科も思考力・表現力を問う問題が多く出題されています。
受験直前に表現力を鍛えていく為にも、夏には基礎固め・苦手克服に注力しましょう。