2023年5月8日
えっ、こう解くの? 中学入試 算数に挑戦!⑥
こんにちは。
もう5月!お通いの塾では夏休みの講習の案内が出てきた頃ではないでしょうか。
1学期の総復習を夏休み前までにしておきましょうね!
今回のテーマは、これです!
テーマ『算数の問題(計算)』
「うちは公文をやっていたから大丈夫。」「そろばんや公文とかやらせた方が良いでしょうか?」等のお話しをよく聞きます。もちろん計算は大切ですのでやっていて損になることはないでしょう。

しかし、前にも書きましたが、高学年になると全て暗算でやってしまうばかりに、図や表を書いて考えるということができなくなる子をよく見るのです。コツコツと書いて自分の意見をしっかり書ける子に抜かれていくお子さまを何人も見ました。
今回は、入試問題の計算から見ていきます。実際の入試問題で複雑な計算がたくさん出る!ということはほぼないのです。
例題(2004年開成中学校)
あたえられた4個の整数を一回ずつ使って、たし算、ひき算、かけ算、わり算を組み合わせることにより、1から10までの整数をそれぞれ答えにもつ10個の式を考えます。このとき式にカッコ( )を使ってもかまいません。
例えば2,5,6,8では、次のような式が考えられます。

1=5+6-2-8
2=(2×8-6)÷5
3=5+8÷2-6
4=(6-5)×8÷2
5=2+5+6-8
6=(8-2-5)×6
7=6+8-2-5
8=(2+5-6)×8
9=2+5+8-6
10=(2+8)×(6-5)
いま、3,4,7,8を使って、1から10までの整数をそれぞれ答えにもつ10個の式を解答用紙に書きなさい。
10だけで良いです。作ってみてください……!
昔は切符の横に記載されている4ケタの数で上記のような計算をしましたよねぇ。今の子に切符の話しをしても通じないことが多い……。
ちなみに答えはこれです。
10=8×(3-7÷4)
できましたか?
複雑な計算はあまり必要ありませんね。
入試本番はこの問題だけはなく、他の問題も子どもたちは限られた試験時間で解かなければならないのです。
すでに20年前にこの様な入試問題を開成中学校が出題していました。いかに早く正確に計算できるか。やはりそれには日々の練習が一番ですね!ひっ算でできれば良いのですよ!
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~中学受験専門教育プランナー~

秋山 和典
大手中学受験塾で算数を中心に20年以上勤務。
教室責任者も兼任した経験あり。
最新の中学受験情報の傾向をキャッチアップし、
トライでは中学受験専門の教育プランナーとして活躍。