2011年5月12日
神奈川県 公立高校入試制度のしくみ② 前期選抜
神奈川県公立高校、前期選抜で合格するためのポイントは2つあります。
そのうちのひとつは、やはり調査書(内申点)です。
ほとんどの公立高校希望者が前期選抜を受験します。同じ高校を受験する人の中で、内申点が高い人が当然有利になります。特に、公立高校を強く希望する人は、自分の内申点よりも学校のレベルを下げて安全圏を狙うことが多くなりますので、必然的に高いレベルでの選考になるということが毎年起こっています。このことを踏まえると、やはり以前から内申点の対策をとっておくことが望ましいでしょう。
もうひとつのポイントは、「高校に入りたいという意思の強さ」です。
先に書いたように、調査書上の争いは高いレベルで拮抗することになります。ここでライバルに差をつけるには、できれば調査書以上にアピールできるものを用意したいところです。そこで活かしたいのが「面接」です。面接時に質問される内容は「高校に入って何をしたいか」という類のものが多いようです。この質問に毅然と答えられることが面接官の好評価につながります。なんの為に高校に入るのか、高校に入ってどういう生活が送りたいのか、これらをイメージし他人にも説明できるようにしておきましょう。そうすることでライバルに差をつけることができます。当然面接官のために高校に入学するわけではありませんが、このテーマについて考えることは受験勉強を支える自分自身のモチベーションにもきっといい影響を与えてくれます。
受験まではまだ時間があります。勉強と並行して、ぜひ自分の進路のことを自問自答して悩みながらも真剣に考えてみてください。
次回は後期選抜についてご説明いたします。