2013年3月14日
茨城県 高校入試終了!!
いつもお世話になっております。家庭教師のトライ 茨城校です。
3/13に公立高校入試の結果が発表され、高校受験は第二次募集を除いて
ほとんど全て終了となりました。
受験生の皆さんは、万全を尽くすことができましたでしょうか?
今回のブログでは、今年度の県立高校入試の結果を総括していこうと思います。
来年度受験生のみなさんも、ぜひ参考にしてください。
さて、今年度の公立入試は3/5、各校一斉に行われました。
また今年度から導入されることとなった「特選抜」、および一部高校での実技試験は
3/6の実施でした。
県教委によると、今年度は全日制21,729人、定時制542人の、合計22,271人が受験しました。
全体の倍率としては1.05倍と、定員をやや上回るという志願状況でした。
それでは、各高校の最終倍率の中から、一部を取り上げてみていきましょう。
各地域の有力校は、今年度も1.1倍~1.3倍程度で推移した模様です。
その中で、水戸地域の各校が他の地域と比べやや高倍率を示したのも例年通りの流れでした。
水戸桜ノ牧高の1.68倍が倍率トップ、次いで1.65倍の水戸一校が高倍率の学校となり、
高偏差値校への人気が如実に表れました。同地域の水戸三高も1.49倍と高い倍率となっています。
一方県南地域の各校としては、牛久栄進高が1.48倍と高く、竹園高の1.36倍、
牛久高の1.33倍などが続きました。
一方、県下偏差値トップの土浦一校は、1.18倍と低めの数字に落ち着きました。
また、各職業高校に関しては、日立工業高・水戸商業高など県北の各高校では
1.0~1.2倍、つくば工科高・土浦工業高など県南の各高校では0.9倍~1.1倍で
おおむね推移している、という状況でした。
続いて今年度の問題を見ていきましょう。
茨城県公立入試の、各設問の形式がきっちりと引き継がれる例年の傾向は、
今年度も変わらず引き継がれました。
各設問の講評は別の機会に譲るとして、多くの受験生にとって合否の分かれ目に
なったであろうポイントを、2つピックアップしてみました。
①英語―長文問題
英語の最大の山である長文問題は、文章量が若干増加したものの、
難易度は例年通りの問題となりました。題材もエッセー調の、
登場人物・主語をおさえて読み込んでいくものとなりました。
英問英答問題や内容把握の記述問題(大問5の(2),(3)など)も毎年の恒例通りの形式でした。
②数学―図形問題
図形問題は大問6と大問8が去年度の流れを色濃く受けた一方、
大問7が半円や回転体を絡めた難易度の高いものとなりました。
従来差がつきやすい図形問題ですが、ここの正答が合格に近づける大きな要因に
なっただろうと予測できます。問題形式の似通った大問4,6,8でいかに加点できるかが
カギでしょう。総じて、過去問をどれだけ数こなし、問題の傾向や出題形式に
どれだけなじんでいるかによって実力差が出たといえるでしょう。
この傾向が毎年続いていることからも、できるだけ早期から過去問研究に移行していくことの
重要性がうかがえる結果となりました。
今年度の受験が終了したわけですが、もう来年度入試の準備は始まっています。
着実に、モチベーションを高めていきましょう。