2013年5月9日
茨城県 志望校の決め方
いつもお世話になっております。
家庭教師のトライ 茨城校です。
さて、みなさん、志望校は決まっていますか?
今回は、受験に向けて「どうやって志望校を選んだらいいか?」というお話です。
そもそも志望校は、どのタイミングで決めたらよいのでしょうか。
中3生・高3生になってから、とは言い切れません。より早期に志望校を決めるというのは、
純粋に自分の受験する学校を決定するということ以上に、重要な意味合いがあります。
それは、「モチベーションの維持」です。
もちろん小中高と各学校で学ぶ内容は、将来のために、社会人になったときのために大切なことです。
しかし、ただ漠然と「将来のため」というだけでは、今日明日の学習に取り組もうという気持ちを
保ちにくいかもしれません。しかし数年後の受験という、訪れるまでの期間が短く、分かりやすい目標を
据えることで、何に向けて頑張ったらいいかが明確になります。
“達成できた/できなかった”が、”合格/不合格”という端的な形で表われるからこそ、
やる気が生まれます。そしてもちろん、志望校への合格が自分の「将来のため」につながっていくことは
言うまでもないでしょう。
モチベーションを高く保ち、自分の中で目指すものを決め、受験生としての自覚や自信を持つという意味でも、
志望校を決定する(あるいは考え始める)のは早ければ早いほど良いのです。
それでは、ここから少し具体的な話をしていきましょう。
志望校を決める上で、最も気になるポイントとなるのは【偏差値】でしょう。
各学校の【学力】と言い換えることもできます。
もちろん受験が近くなってくると現実的な部分が気になってくるものですが、
早くから安定して合格できる学校を志向するのは良くありません。
むしろ1,2年生の段階では、高望みぐらいの志望校を考えましょう。
模試の合格可能性判定欄にも、いろんな学校をどんどん書いていきましょう。
各学校の偏差値は、地域の学校をまとめた書籍やweb上のデータベース、
模試等についてくる合格ボーダー表などで確認することができます。
調査対象や媒体などで数値、順序等が異なることもしばしばですので、複数の情報に目を通しましょう。
情報収集も受験の重要な戦略です。
「偏差値ランキング」というと、どことなくマイナスなイメージを抱く方もいるかもしれませんが、
むしろ積極的に目を通し、親しんでいくべきもの、ととらえましょう。
他にも、【校風】や【雰囲気】は気になる方も多いでしょう。
これは文字情報で見るより、実際に学校へ足を運んでみるのが一番です。
特に大学受験に関しては、各校でオープンキャンパスが必ずと言っていいほど行われます。
早期からどんどん参加していきましょう。説明会や文化祭も有効に活用していけると良いでしょう。
【進学先】【進路】も重要なところ。
これは各種書籍・雑誌や学校の発行している資料で確認できます。
年によってバラつきがあるので、数年分を確認するのが良いでしょう。
細部にこだわりすぎず、「どのようなレベル/方向性の進路が多いのか」を見るようにしましょう。
そのほか、【カリキュラム】【行事】【設備】【地理・所在】等々も調べてみるといいでしょう。
様々な媒体の、様々な情報に目を通した上で、情報を吟味していくというプロセスも受験には不可欠です。
さて、志望校を絞り込んでいくポイントをいくつか挙げてみました。
しかし、一番大切なのは、受験そのものに関心を持つことです。
「別にまだ関係ないし…」と思っていると、そもそも志望校の話題が出ることもなく、
日々の学習にもやる気が出ません。気負う必要はないので、受験を前向きにとらえていきましょう。
次回は、今回お話した志望校決定のポイントに関連して、
志望校合格のボーダーと模試の合格可能性判定をテーマにお送りします。