教育プランナーブログ

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いつもお世話になっております。家庭教師のトライ 茨城校です。

 

前回は「志望校の決め方」と題し、志望校を早期に決めていく意義や、

志望校決定までのポイントについてお話いたしました。

 

さてその中で、「偏差値」「合格ボーダー」に関しても触れましたが、今回は、

その合格ボーダー」、及び模試の際に行われる「合格可能性判定」についてお話していきます。

(※合格可能性判定については、主に大学受験に関する話題を取りあげます)

 

志望校を決定していく上で、その学校の【学力】は誰もが気になるところでしょう。

当然のことではありますが、学校の学力は合格ボーダーに比例して高くなっていきます。

したがって、自分の現在の位置(=偏差値)を念頭に置き、それが合格ボーダー表の中で

どの位置にあたるのかというのは意識していきたいものです。

 

ただ、気に留めてほしい点があります。

まず、時期によって合格ボーダーの意義は大きく変わってきます。

 

例えば1年生や2年生の段階(中学校受験だと、小学5年生以下の段階)から、

安全圏に入り続けなければいけないというわけではありません。

 

むしろ早期の段階で安全圏の学校を「受かりそうだしここにしよう」と決めてしまうと、

中だるみしてしまい、上を目指して学習している受験生に追い抜かされる可能性すらあります。

 

今年度受験を控えた方でも、まだこの時期は志望校のボーダーに届かないからといって

目標を下げるべきではありません。

 

特に高3生だと、これからの模試は1年以上のリードがある浪人生との勝負になります。

この時期の浪人生は脅威に感じるでしょうが、焦らずに、決めた志望校に向けて学習していくべきです。

逆に浪人生の方は、現状のリードはかりそめのものと心得、たゆまず取り組んでいく必要があります。

 

合格ボーダーは、「本番でここまでの点数が取れていれば合格できるであろう」というライン

 

受験当日までに、そのボーダーを越えていけばいいのです。

合格ボーダーと自分の位置を客観的にみる上で、有益なのはやはり模擬試験です。

 

模試を積極的に受験していくのはもちろん、模試の合格可能性判定もドンドン活用していきましょう。

初めはどの学校を書いたらいいか判断しにくいものですが、ここに書いた学校を

受験しなければいけないというものではないですし、何を書くのも自由です。

遠慮せず気になる学校名を挙げていきましょう。

 

初期の合格可能性判定校選びのテクニックとしては、

「合格ボーダーのレベルを散らして学校を選ぶ」というのが鉄則です。

 

現状の学力ではちょっと合格に手が届かなさそうな学校から、

たとえ体調を崩しても合格できそうだという学校まで、難易度をバラつかせて選ぶのです。

 

あるいは受けたい学校がいくつか決まったら、それらの学校よりもボーダーが高い学校と、

低い学校とを混ぜるようにします。このように合格ボーダーにばらつきを持たせることで、

志望校に対する現在の位置がより明確に分かるのです。

 

一方受験が近くなったら本命の学校、ワンランク下の学校、滑り止めの学校

という風に、「この学校は今の自分にとってどういう位置づけの学校か」を意識しながら、

可能性判定欄を埋めていくようにします。

 

合格可能性判定で、A判定を連発することが模試の目的ではありません。

E判定ばかりでも気を落とす必要はなく、むしろ高い目標を持っているポジティブにとらえるのが良いでしょう。

 

「合格ボーダー」「偏差値」というと、どうしてもマイナスイメージな数字の話になってしまうのですが、

役立つものであるのも事実。積極的に活用していきましょう。

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