2013年11月3日
茨城県 私立高校入試の傾向と対策 ~英語編~
お世話になっております。家庭教師のトライ茨城校です。
8月の教育プランナーブログで「県立高校入試」について各科目の傾向と対策を取り上げましたが、
今回は私立高校について取り上げます。
今回取り上げるのは、県南地域で受験者数が多く、個人成績表を受験後に受け取ることができる
つくば秀英高校です。
県立高校入試の出題傾向に似ているところも多く、つくば秀英高校を目指す方も、
県立高校を目指す方も対策を立てやすいといえるでしょう。今回は英語編です。
つくば秀英高校の英語は、例年大問4題の構成になっています。
《大問1 リスニング問題》(配点 26点)
(1)(2)の小問10題は県立高校と出題形式と大きく変わらず、難易度の差も大きくはありません。
(3)は流れる英文を聞いて、質問に答えるという一問一答式の出題になっています。
「リスニングテストに対応したCDを聴く」「自分で発音をしてみる」「英語で会話をしてみる」等、
演習量が得点の差につながりやすいのがリスニングテストです。
《大問2 適語選択》(配点 15点)
県立高校入試では、「語形変化」「適語補充」として出題される分野です。
つくば秀英高校では、四択の問題になっています。
この問題を解くためには、文法的な知識が必須になります。
受験前には、一つ一つの文法を確実に身に着けて受験に臨みましょう。
《大問3、大問4 対話文、長文問題》(配点:大問3 32点、大問4 27点)
対話文、長文問題では英語の総合的な学力が必要です。
語彙能力、文法の知識量はもちろん、精読力、速読力が求められます。
そのため、大問2つで6割程度の配点になっています。
解く上でのポイントは、「指示語」をきちんと見極めることです。
例えば対話文で、男の子2人(A君とB君)と女の子1人が会話しているとします。
女の子が「彼」といったとしたならA君を指すのでしょうか、B君を指すのでしょうか?
文章中に出てくる「that」や「it」は何を指すのでしょうか?
これらをきちんと把握しなければ会話・文章の全体像が見えてきません。
そのため、英語の長文問題では「下線部itが示すのは何かを答えなさい」などのような問題が出題されます。
文章を読み進めていくうえで、把握できるように自分なりに印をつけておくと
見直しするときにわかりやすいでしょう。
例年の出題構成は以上のようになっています。(配点は昨年度のものを参照)
傾向を踏まえた対策を過去問を使って早めに取り組みましょう!