2011年9月20日
神奈川県高校入試 英語①単語・文法分野の傾向と対策
こんにちは。トライ神奈川校です。
前回までは「理科」を取り上げましたが、今回からは数回にわたって「英語」について
①単語(語彙)・文法分野 ②会話文・長文読解 ③英作文 ④リスニング
の4つのカテゴリーに分けて解説していきます。
今回は単語(語彙)・文法について解説します。
神奈川県高校入試の英語の問題は合計36問。この出題数は毎年変わっていません。このうち直接、単語(語彙)・文法の知識に関わる問題は8問。毎年問2と問3、問4で出題され、配点は問2.3が各1点、4題ずつで合計8点、問4が各2点4題で合計8点です。
ここでポイントなのは問4の配点が各2点という部分です。問4は並べ替えの問題です。
平成21年度の入試の問4で出題されたのは以下のような問題です。
Soccer (1.played 2.many 3.is 4.by 5.plays) people around the world.
文章を自分で組みたてるのが苦手という生徒さんがよくいますが、この問題は(be動詞+過去分詞+by~)の構文を覚えていればすぐに解けます。よく出題される構文は限られていますので、よくでるものは優先的に覚えてしまいましょう。
問2では与えられた日本文を参考にして英単語を空欄に入れる問題です。空欄にはそこに入る単語の頭文字が既に記入されており、さらに去年は文字数まで指示されています。これらをヒントに単語を記入するようになります。例えば平成21年度に出題されたものは以下のような問題です。
Tom,a high school student from the U.S.A., (c___) to Japan last month.
アメリカ合衆国出身の高校生のトムは、先日日本に来ました。
この問題を解く際のポイントは、英語と日本語の関わりのある単語を結び付けていき( )の中の英語がどの日本語と関係がありそうかを探ることです。ただし、( )の中に入る単語の時制など細かい部分には注意が必要です。ちなみにこの問題の答えは「来る」の過去形「came」でした。
難度の傾向としては、上記の問題のように基本的に出題される単語や文法のレベルは中学2年生程度までのものがほとんどで、問題の周囲の情報や文法のルールが頭に入っていればそれほど難しくはないでしょう。
しかし、単語や文法のルールはたくさんあって覚えるのが大変!という気持ちもわかります。
そういうときは優先順位をつけて覚えていくよいでしょう。
最も優先してほしいのは「動詞」です。出題傾向からすると「動詞」に絡んだ問題が比較的多く出題されています。また動詞がわかれば文章の動きがみえてきます。また動詞の3変化(原型 / 過去形 / 過去分詞)そのものが出題されていることも多く、動詞を優先的に覚えることで点数に結びつきやすくなります。やるべきことが多すぎてどこから手をつけたらいいかわからないという人は、まずは動詞をマスターすることからはじめましょう。