2011年10月29日
神奈川県 【中学受験】理科の傾向と対策
こんにちは。家庭教師のトライ神奈川校です。
本日は理科の傾向と対策について説明していきます。
理科は4教科受験の受験生が必要になる教科です。
4教科受験の生徒の方が負担が大きいイメージがありますが、
2教科4教科選択受験の学校の場合、2教科の点数と4教科の点数と両方で比較されるので、
4教科受験の方が有利と言われています。
ですが、ここ最近、2教科受験や2教科4教科選択受験を廃止する学校の増加に伴い、
4教科受験の方が有利とは言い切れなくなっているのが現状です。
ほとんどの学校が4教科受験になりつつあるので、しっかりと対策は立てておきましょう。
【傾向】
中学受験の理科分野はおおまかに分けて4つあります。
①生物分野(植物のつくりや人体のつくりなど)
②地学分野(地層と岩石、太陽、気象、天体)
③物理分野(力と運動、電気、音、光、熱)
④化学分野(水溶液、気体、環境問題、燃焼、実験器具)
ほとんどの分野が知識を問う問題であり、暗記さえしていれば高得点がとれる形式になっています。
しかし最近では、実験や観察からの出題も多くなり、論理的思考能力を問われる問題も出てきています。
偏差値の高い学校になればなるほどその傾向が強く、知識を詰め込むだけの勉強方法では点数を上げるのは難しくなってきます。
【対策】
人気の高い学校や難関校では思考力が問われる難題もある理科ですが、
ほとんどの学校では理科の出題範囲は毎年決まっています。
まずは、志望校の理科の問題を見て、どの分野の出題量が多いか分析しましょう。
また知識を問う問題は、難関校でも基礎問題として出題されます。
まずは知識を身につけることが前提になってくるので、
苦手な分野を作らないように、日頃から覚えるべきことをノートにまとめるなどして理解を深めておきましょう。
4教科受験の学校では、国語・算数の点数の割合が高く、理科・社会の割合が低いという学校もあります。
点数の割合が低いのに勉強時間を多く費やすのは効率がよくありません。
志望校の点数配分を確認して、国語・算数に時間を費やすべきか、理科・社会に費やすべきかを考える必要があります。
受験が迫っているこの時期に、焦ってさまざまな教科に手をつけていると、知識が身につかず時間だけが過ぎてしまうことになります。「今日はこのテーマを完璧にする」というように毎日の学習テーマを立てるようにしましょう。
トライは、学習計画を立てるところからお手伝いします。ぜひお問い合わせください。
次回は社会の傾向と対策について説明します。