教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ神奈川校です。

本日は新学習指導要領についてお話します。

 

小学生は平成23年4月から、中学生は平成24年4月より新学習指導要領が全面実施されます。

そもそも学習指導要領を改訂したのは、子どもたちに「生きる力」を身につけさせるため、

知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力の育成を目指しているからです。

 

それに伴い、小学生や中学生の学習にどのように変化がでているかみていきましょう。

 

【小学生】

①国語・算数・理科・社会・体育の授業数が1割増加

授業数が増えるということは、全体的に学習内容が増えます。

3年生で学んだことを2年生で学んだりする前倒しでの学習や、

今まで学んでいなかった学習内容が出てきます。

例えば、算数では台形の面積の求め方などです。

国語では、古典に関する内容も取り上げられます。

理科は、実験などもより充実し、科学的な思考力を養うような内容になっています。

 

②新しい学習内容の増加

小学5年生から英語の授業がはじまります。

話す、聞くといったことが中心なので特にテストなどは実施されませんが、

中学生英語の導入という捉え方が強く、読み・書きの力も少しず身につけていく必要がでてきます。

 

 

【中学生】

①国語・数学・理科・社会・英語・保健体育の授業数が約1割増加

小学生と同様に、授業数が増えることにより学習内容も増えていきます。

中学生の場合は理数教科に顕著に見られ、今まで高校で学んでいた

2次方程式の解の公式や、イオンや遺伝子の規則性などを中学で学ぶようになります。

また、実験や観察・課題学習も充実するようになっています。

英語も内容は増加し、中学生で学ぶ単語数も約900語から1200語に増え、

小学生の英語学習を想定して、さらにコミュニケーション力を高めるようになっています。

 

②神奈川県公立入試の変更

神奈川県では学習指導要領の改訂に伴って、来年度より公立入試が変わります。

今まで前期選抜・後期選抜とあったものが、共通選抜として1回のみになりました。

また、湘南高校などの難関校にあった独自入試もとりやめ、

共通問題のみとなっております。また、共通問題では、これまで以上に

思考力・判断力・表現力をはかれるように、記述問題が増加するといわれています。

 

 

学習指導要領の改訂で学習内容が増え、小学生や中学生には負担かもしれません。

しかし、根本の思考力・判断力・表現力を養うために、理科は実験が増えたり、

早めに新しい単元に触れることができるようになったり、

1つの問題に考える時間をじっくり使えるようになります。

 

今まで詰め込んで勉強していたものを、「なぜそうなるのか?」という

答えを導くためのプロセスを深く考えられるようになり、

理解できる喜びを知り、勉強する楽しさを味わえるようになります。

 

新中学3年生は新しい入試方法にかわり不安だと思います。

今のうちから、答えを出すための考え方までノートにまとめるようにして、

入試の時に困らないように習慣づけをしておきましょう。

 

学習内容の大幅な変化でどのように勉強して行っていいかわからないという方、

トライでは学習相談もおこなっております。気軽にお問い合わせください。

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