教育プランナーブログ

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こんにちは、トライ神奈川校です。

本日は、4月17日に行われます、全国学力・学習状況調査に関してです。

まず、実施目的は3つありますが、一番のポイントは

「義務教育による機会均等と教育水準の維持向上」ということです。

つまり、教育格差をなくし、一定水準までレベルを上げていくための改善策を

見つけていくという意図があります。

 

では神奈川県の小6と中3の学力状況を全国と比較していきます。

なお、全国と比較して平均が劣っている項目は以下の通りです。

 

【小6】

<国語>

1、言語事項 2、言語についての知識・理解・技能 3、短答形式(設問形式)

<分析>

短答式とは抜き出し問題や条件に従って書く問題です。つまり、言葉を正しく使え、

文の内容を整理できなければ正解には結びつきません。言語についての項目が

全国平均よりも劣っているところもまさにその証拠です。今後の課題としては、

漢字を覚えるだけではなく、「意味」をしっかりと理解することと、

条件作文の書き方を練習することがあげられます。

 

<算数>

1、量と測定 2、図形 3、数量関係 

<分析>

図形の問題は「合同や相似」などの分析する問題も含まれておりますので、

測定の要素も含まれています。つまり、図形の問題を解く際に、

どういったアプローチで見て、解答を出すためにどのように考えたかがポイントとなります。

暗記では決して力はつきませ。図形の性質をしっかりと説明できるレベルにし、

補助線の引き方や面積の求め方を整理する必要があります。

 

【中3】

<国語>

1、言語事項 2、言語についての知識・理解・技能 3、短答式

4、話すこと 5、書くこと 6、読むこと

<分析>

小6と比較して、中3は全校平均が下がります。やはり、言語系の問題に課題があります。

さらに、中3になりますと文章の語彙レベルが上がりますので、

読み・書き・話し方に影響が出ています。これを改善するためには、

文章を細かく区切り、なぜその答えにしたかを生徒に説明をさせて、

文章の内容に関する理解を深めていくことが必要です。

何となく問題を解いていませんか?間違えた問題がなぜ「間違い」か考えていますか?

 

<数学>

1、数と式 2、図形 3、選択式 4、短答式 5、数学的な表現と処理

<分析>

数と式は簡単に言いますと「計算」です。

小6までは負の数や無理数がない四則計算でしたが、中3はそれを応用した問題と

数値を求める方程式が登場しています。原因は計算の正確性と

日々の計算の習慣がついていないことです。計算は一朝一夕でつくものではありません。

計算のくせを見抜き、トレーニングを積むことで磨かれていきます。

今年度から入試形態が変わり、記述式となります。その際、図形の証明に時間がかかりますので、

計算などの処理系の問題はスピィーディーかつ正確に行なわなければなりません。

 

 

このように見ていきますと、個々の学習状況をチェックし、

学習の習慣づけが課題であることが見えてきます。

共通のカリキュラムで進む集団塾などでは限界があるように思えます。

ひとりひとり個別の課題を明確にし、学習計画を立てていく必要があります。

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