2013年9月30日
神奈川県 中学入試の傾向と対策 ~社会編~
こんにちは。家庭教師のトライ神奈川校です。
このところぐっと気温が下がってすっかり秋らしくなりました。
暑さが和らぎ、勉強に専念するぞーと思い始めた受験生も多いのではないでしょうか。
ここからラストスパートです。本当に短い時間になりますので改めてやるべきことを整理して頑張りたいですね。
さて、今日は中学入試の傾向と対策~社会編~についてお話します。
社会については各学校の出題傾向をみてかなり差がある科目にあたります。
過去問題を目を通してみて、その傾向を知った上で最後のまとめのどこの部分に力を入れるかを決めた方が
良いでしょう。
神奈川県からの受験者の多い3校を例にとって状況をみてみましょう。
(1)慶応中等部
試験得点・時間→25点・50分
大問数→7題(スピード勝負)
傾向→問題数が大変多く、記述はほとんど出題がありません。基本的な問題が多いため、合格者平均点などは
非公表ですが8割の点数を取れないと2次の面接や体育の試験には進めないと考えてよいでしょう。
また社会で言うと必ず時事問題が出題されます。
昨年度は東京オリンピックの誘致の際の他の2国の国名を聞かれる出題がありましたが、
今年はTPPの参加国やアベノミクスの政策などは簡単にでも頭に整理しておいた方がよいと思います。
(2)フェリス女学院中学校
試験配点・時間→60点・30分
大問数→2題(スピードよりも丁寧な理解重視)
傾向→歴史のウエイトが多くなります。また歴史についてはその年号や名前を聞くだけではなく
その歴史が動く背景に何があったか理由を聞くものがありますので丁寧に読み込みを行いましょう。
問題数が多いわけではないのですが、事柄について深い知識をもち、聞かれた記述に的確に解答することが大事です。
(3)浅野中学校
試験配点・時間→80点・40分
大問数→4題
傾向→他の学校に比べると政治や経済の問題は多いのが特徴。会話形式で社会の問題がところどころに出てくるような出題なので、しっかり会話の流れに応じて様々な知識がぱっと出せるように知識の質を高めておくことが大事です。
100文字程度の資料読み取りから考えられるものを記述する出題が最後に出ているのも最近の特徴です。
昨年度の合格者最低点は4科目合計240/400点、社会については得点率が68.3%です。他の科目の難易度も考えて社会は60点ぎりぎりで合格というよりも点数を高めに設定できるようにしてくる受験生が多いのが分かりますね。
上記のような分析・自分の学力にその中で何が足りないのかなどの御相談、過去問題対策のための家庭教師は
毎年お問い合わせ頂いております。今年もお困りの受験生がいらっしゃいましたらぜひトライにご連絡ください!