2012年3月
2012年3月9日
東京都 学習指導要領改訂で何が変わった?何が変わる?
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
2012年度、今年の四月より中学校でもいよいよ新しい学習指導要領による学校教育が始まります。
(※小学校では昨年四月より実施)
授業時間数増、理数の強化、英語教育の充実といった点、また最近のニュースでは、
柔道剣道の必修化も話題になっています。
注目したいのは 「言語の力を使って、子どもたちの思考力・判断力・表現力などを育む」 という点です。
例)
国語 … 経験したことを記録・報告する活動や、相手を説得するために意見を述べ合う活動
社会 … 社会的な事柄について、資料を読み取り解釈し、考えたことを説明したり、
自分の意見をまとめた上で、 他の子どもと意見交換したりする活動
理科 … 仮説を立てて観察や実験を行い、結果を分析・解釈する活動や、
日常生活での出来事を科学的な言葉を使って説明する活動
指導要領の改訂内容は、定期テストや入試にも反映されます。
2月23日に実施された、東京都立高校の平成24年度入試問題をみても、
記述問題、資料読み取り問題など、「言語の力を使って、子どもたちの
思考力・判断力・表現力などを育む」教育の定着度を見る方向に進んでいます。
【暗記=覚え方る時とその後が大切】
社会、理科に限らず、すべての教科において、「まずは覚える」ことが大切です。
しかしながら、「エビングハウスの忘却曲線」からもわかるように、覚えたことはどんどん忘れていきます。
ただし、意味を理解し自分で説明できるレベルまで引き上げて覚えたことは、
なんとなく覚えたこと、とりあえず丸暗記したことと比較して忘れにくいといわれます。
(ギルフォードの忘却曲線)
特に意味なく暗記ができる能力は、10-12歳をピークに下がっていきますから
勉強のやり方を変える必要があります。
・ ダイアログ学習法
・ 新しいことを学ぶ、覚えるのに効果があるのは睡眠前
・ 覚えたことを定着させ、さらに利用できるようにすること
= 言わせる 書かせる 修正させる
といったことなどを意識的に取り入れ、学習していきましょう。
2012年3月7日
東京都 高校受験情報 都立の分割後期・二次募集
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
東京都立高等学校の 「 分離分割後期募集 」 「 二次募集 」 は出願が締め切られています。
学力検査は、3月9日(金曜日)午前8時30分集合で実施、3月14日(水曜日)正午に発表です。
【応募状況】
普通科合計で1.51倍 (26校 980名募集 出願1.478名)、専門学科は1.28倍、
総合学科は1.42倍になっています。
定時制課程単位制普通科は1.63倍、定時制課程単位制総合学科(チャレンジスクール)は3.50倍です。
昨年より倍率は下がったとはいえ、依然として高倍率であるといえます。
【分割後期実施校】
定員をあらかじめ前期と後期に分けて入試を行う高校です。応募と応募倍率は6日時点です。
7日の取り下げ、8日の再提出により変動が予想されます。
<6日時点で応募倍率が2倍以上の高校>
・ 八潮高校 (品川区) 募集:12名 応募:27名 応募倍率:2.25倍
・ 田園調布高校 (大田区) 募集:25名 応募:50名 応募倍率:2.0倍
・ 深沢高校 (世田谷区) 募集:21名 応募:68名 応募倍率:3.24倍
・ 田柄高校 (練馬区) 募集:23名 応募:68名 応募倍率:2.96倍
・ 青井高校 (足立区) 募集:47名 応募:113名 応募倍率:2.40倍
・ 南葛飾高校 (葛飾区) 募集:25名 応募:116名 応募倍率:4.64倍
・ 多摩高校 (青梅市) 募集:40名 応募:101名 応募倍率:2.53倍
・ 東村山高校 (東村山市) 募集:60名 応募:134名 応募倍率:2.23倍
・ 秋留台高校 (あきる野市) 募集:72名 応募:152名 応募倍率:2.11倍
・ 練馬工業高校 キャリア技術学科 (練馬区) 募集:52名 応募:170名 応募倍率:3.27倍
・ 六郷工科高校 プロダクト工学科 (大田区) 募集:7名 応募:17名 応募倍率:2.43倍
・ 浅草高校 普通科一部 (台東区) 募集:55名 応募:121名 応募倍率:2.20倍
・ 八王子拓真高校 普通科一部 (八王子市) 募集:54名 応募:112名 応募倍率:2.07倍
・ 六本木高校 (港区) 募集:27名 応募:127名 応募倍率:4.70倍
・ 大江戸高校 (江東区) 募集:25名 応募:138名 応募倍率:5.52倍
・ 世田谷泉高校 (世田谷区) 募集:30名 応募:86名 応募倍率:2.87倍
・ 桐ヶ丘高校 (北区) 募集:26名 応募:82名 応募倍率:3.15倍
【二次募集を行った高校】
2月23日実施の学力検査の結果、定員に達しなかった高校で二次募集が行われます。
<23区>
・成瀬高校(町田市) ・江東商業高校/総合ビジネス(江東区)
・総合工科高校/建築都市工学(世田谷区)
・杉並工業高校/電子(杉並区) ・晴海総合高校(中央区)
<多摩>
・田無工業高校/機械(西東京市) ・八王子桑志高校/システム情報分野(八王子市)
<島しょ>
・大島高校(大島) ・新島高校(新島) ・神津高校(神津島) ・三宅高校(三宅)
・八丈高校(八丈島) ・小笠原高校(小笠原)
都立人気の高まりから、普通科で二次募集を行うのは成瀬高校のみとなりました。
分離分割募集をする高校は数も少なく、都立高校は実質2月23日勝負と言えます。
都立の人気の高まりと今回の入試結果からも、二次募集をあてにした受験戦略は厳しいといえます。
2012年3月6日
東京都 中学受験情報・志願者が増えた中学校
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
首都圏の中学入試受験者減、特に第一志望受験が集中する2月1日の受験者数に着目した
報道を目にされた方も多くいらっしゃることでしょう。
【男女による違い】
<女子の志願傾向>
女子は難関校、上位校は軒並み志願者増、特に大学受験で実績を出している私立中が人気を集めました。
反面、中堅以下校は大幅に志願者が減少しました。都立高校が大学進学率を上げていることなどを背景に、
中学受験をパスして、学力をつけたところでワンランク上の高校に進学しようということでしょうか。
<男子の志願傾向>
男子は、首都圏全体では、難関校減、中堅以下校が大幅志願者減となりました。
ただし、多摩地区(東京市部・郡部)に限っては、難関校、上位校が大幅に減少しましたが、
中堅以下校は逆に志願者増という特徴があります。
行きたい私立中を受験するという昨今の流れの他に、地元の公立中学校に通学することの不安から
入れる近くの私立中を受験する、あるいは教育内容に着目し偏差値ランクとは異なる観点で
学校選択をする傾向があるようです。
【志願者増の主な中学校】 ※出願者数
<男子校>
学校名 2011年度 2012年度 増加数
開成中 1176 ⇒ 1179 +3
早稲田中 (2) 1311 ⇒ 1326 +15
海城中 (2) 1203 ⇒ 1212 +9
駒場東邦中 628 ⇒ 724 +96
早稲田中 (1) 849 ⇒ 898 +49
海城中 (1) 555 ⇒ 566 +11
城北中 (2) 1033 ⇒ 1067 +34
世田谷学園 (2) 694 ⇒ 853 +159
巣鴨中 (2) 523 ⇒ 702 +179
城北中 (3) 478 ⇒ 570 +92
世田谷学園 (1) 257 ⇒ 275 +18
<女子校>
学校名 2011年度 2012年度 増加数
桜蔭中 503 ⇒ 588 +85
豊島岡女子学園中 (3) 806 ⇒ 911 +107
豊島岡女子学園中 (1) 1118 ⇒ 1140 +22
豊島岡女子学園中 (2) 989 ⇒ 1061 +72
白百合学園中 300 ⇒ 312 +12
鴎友学園女子中 (2) 567 ⇒ 630 +63
鴎友学園女子中 (3) 531 ⇒ 593 +62
普連土学園中 (2) 589 ⇒ 631 +42
鴎友学園女子中 (1) 313 ⇒ 409 +96
学習院女子中 (2) 403 ⇒ 410 +7
学習院女子中 (1) 259 ⇒ 280 +21
<共学校>
学校名 2011年度 2012年度 増加数
渋谷教育学園渋谷中 (2)男子 314 ⇒ 349 +35
渋谷教育学園渋谷中 (3)女子 351 ⇒ 360 +9
国学院久我山中 (1)男子 353 ⇒ 366 +13
国学院久我山中 (1)女子 158 ⇒ 232 +74
中央大学附属中 (2)女子 245 ⇒ 272 +27
中央大学附属中 (1)女子 218 ⇒ 235 +17
東京農大第一中 (1)女子 199 ⇒ 201 +2
都市大等々力中 (1)女子 171 ⇒ 226 +55
穎明館中 (2)女子 71 ⇒ 94 +23