教育プランナーブログ

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2012年11月

こんにちは!トライ東京校本部です。

志望校別受験対策、今回から大学受験編です。

大学入試の問題は、大学ごとに特色が異なるだけでなく、志望する学部・学科によっても

問われる力が異なるため、高校受験よりさらに対策を細かく打つ必要があります。

 

具体例として、青山学院大学文学部英米文学科の入試問題を取り上げます。

配点が最も高い英語にフォーカスを当てて紹介していきます。

 

上位私立大学として人気の青学文学部は、どのような設問を立てているのでしょうか?

 

 

【英語】

青学の英語は「難しい」とよく耳にしますが、その原因は長文読解と英作文にあると思われます。

例年大問5問出題され、構成は長文読解・英作文・文法語彙・リスニングです。

 

まず長文問題についてですが、設問文も英語で書かれていることが特徴です。

基本的に選択(マーク)型の設問体系ですので、必要な情報を長文中から素早く読み取り、

設問に答えていく「速読力」が重要となります。

また別の大問として、長文中の下線部を日本語に訳す形で英文和訳が問われます。

ここでは、直訳だと意味が取りづらい表現を敢えて問うことで、日本語のセンスが問われます

ただし、奇抜な訳を覚える必要はありません。

あくまで英文の構成に忠実に訳すこと、文脈を無視せず内容を意識した日本語にすること

に努めれば、合格水準に到達することが出来ます。

英文の構造化に慣れていない人は、『基礎英文問題精構』(旺文社)などで演習を積むと良いでしょう。

 

次に英作文ですが、和文英訳自由英作文それぞれが出題されます。

 

まず、自由英作文です。

練習を積み、定型表現をあらかじめ覚えておかなければ、時間内に書ききることは難しいです。

自由英作文で大切なポイントは、

 

① 問われていることに素直に答えること

 (例 学校への携帯電話持ち込みに賛成or反対?⇒立場を明確にすること!)

② 中身ではなく、正しい文法で英文を書くこと

 (基本、減点法で採点されます。3単現のsやスペルミスなどで減点されないように)

 

他人と差がつかない解答を用意することがポイントです。

特に「現段階で合格レベルに達していない!」という人は、定型表現をたたき込み、

それを活用する練習を積んで負担量を減らしましょう。

 

また和文英訳ですが、たとえば2009年度には以下のような日本語を英訳する問題が出題されています。

 

*****

(1) グローバル化は国家間の様々な格差を是正する動きとみなすことができる。しかし、

 グローバル化によって国家の文化的な特徴が失われてしまう危険性があることを無視してはならない。

(2) 電話が鳴っているのに受話器を取らないようにすることができる人はめったにいない。

 電話は便利だが、時には、なければいいのに、と思うこともある。

*****

 

(1)は、「グローバル化」「格差」「文化的」などのキーワードが英語に正確に訳せるかどうか。

「是正」という表現をいかに平易な表現で書くことができるか。

(2)は、「~なひとはめったにいない」という表現を文法的に正しく書くことができるか。

「便利だが、時には、なければいいのに、と思う」という、SVが3つ混合している日本語文を

正確に書くことが出来るか。

以上がポイントでしょう。

 

 

センター試験まで残り2カ月を切りました。

一般試験の対策と、センター試験の対策をバランスを取りながら演習していきましょう。

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こんにちは!トライ東京校本部です。

私立高校受験を控えている方にとって、その学校に合わせた対策は必須です。

都立受験に比べ、高校ごとに入試出題傾向に特色があり、

その問題傾向に合わせた勉強をしなければ、本番で力を出し切ることはできないでしょう。

 

今回のブログでは一例として、私立高校入試対策

特に「駒澤大学高等学校(駒澤高校)」について焦点を当てて解説していきます。

 

具体的にどのような対策をとればよいのでしょうか?

 

 

1.高校基礎情報

世田谷区に位置する駒澤高校約7割の卒業生が系列の駒澤大学へ進学します。

もちろん外部受験用のコースも用意されており、

昨年度はGMARCH・早慶レベルまで合格者を輩出しています。

また、仏教の授業が各学年必修である点も特徴です。

 

入試科目は、英・数・国・面接英語はリスニングを含みます。

また併願優遇で受験する場合、小論文と面接が課されます。

およそ偏差値は58ぐらい。中堅~上位の間に位置するレベルと言えるでしょう。

 

 

2.入試の特徴・対策

具体的に英語と数学を取り上げ、入試の傾向と対策を紹介していきます。

 

【数学】

大問4つ。大問1は小問集合、大問2以降は、図形や関数・確率をメインとした応用問題が出題されます。

まず小問集合についてですが、都立大問1に似て広く基礎的な計算・処理能力を問う設問になっています。

ただし、駒澤高校の問題の方が難易度が高いです。

普段分数や小数が原因でケアレスミスをしている人は要注意です。

この大問1の小問集合では、満点近い点数が欲しいところです。

自学習をする際、符号が複雑だったり分数を含むややこしい計算演習の時間をしっかり取ると同時に、

計算過程を丁寧に書く練習を積んでおきましょう。

 

次に大問2以降の図形・関数・確率問題です。

各設問ともに、大問の中に小問が設定されています。合格には満点は必要ありません。

確実に(1)(2)レベルの問題が解けるようにしておきたいところです。

たとえば関数であれば、1次関数・2次関数の交点や変化の割合を求める基本的な問題

すぐに解けるようにしておく必要があります。

同時に、関数と図形(合同・相似)の融合問題も出題される可能性があるので、

辺の比・面積比を関数の問題で利用できるようにしておきましょう。

もし現段階で過去問を解いたときに、(1)(2)レベルでつまづいている人は黄色信号です。

早急に対策を立て、ニガテを克服する必要があります。

 

 

【英語】

大問10で構成されます。うち大問1はリスニングです。

まずリスニングについてですが、質問文に対して当てはまる選択肢を選ぶスタンダードな問題構成

になっています。都立大問1のリスニングよりも分量が多い為、

今の内から耳を慣らしておく必要があるでしょう。

題材としては、英検3級などの問題集が良いと思います。

レベル的にはそこまで難しくないので、あまり点を落したくありません。

次に大問2以降です。文法問題と長文問題に大きく分けることが出来ます。

特徴として、文法問題の比重が比較的大きいことが挙げられます。

穴埋め・同意言い換え・並び替えなど、さまざまな出題バリエーションで文法力・語法力が問われます。

長文読解の比重が大きい高校(特に都立入試)が多い中、文法の対策に時間をかける必要があるでしょう。

中学3年間で習った英文法・表現を総復習し、穴が一つもない状態にしておくことが必要です。

 

 

以上、英数について概観してきました。

駒澤高校に限らず、私立高校を志す受験生は、高校の出題内容に合わせて

これから勉強のピントを合わせることが大切です。

「何となく○時間勉強すれば大丈夫だろう」と考えていた方は、志望する受験校に合わせて

すぐに勉強方法・内容を修正していきましょう。

 

入試対策の詳細に関して、トライの教育プランナーによる相談も受け付けています。

これから入試本番までの限られた時間を有効に活用し、第一志望合格を目指していきましょう。

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こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。

全国の受験生は、試験本番に向けてラストスパートをかけてきています。

前回に引き続き、中学入試攻略法を、女子校人気トップ豊島岡女子学園に焦点をあてて

みていきます。

 

 

◆豊島岡女子学園◆

 

【入試日程】

2/2   募集160名

2/3   募集 40名

2/4   募集 40名

 

 

【科目】

4科目(国、算、社、理)

※変更される場合もありますので、受験に際しては、学校に再度確認するか、

 資料等を請求されることをお勧めします

 

 

【傾向と対策】

国語:

問題構成としては、文章読解が2題、漢字の書き取りが1題出され、

解答形式は、選択式、適語の記入、適文の書き抜き、2行程度の記述など、様々な角度から

国語の力が問われます。

問題ジャンルについても、随筆文、説明文、物語文など多様なジャンルから出題されます。

論説・説明文については主題の把握、随筆文や小説・物語文については登場人物の心情を中心に、

語句の意味、指示語の理解、接続詞、文の並び替え、意味段落、要旨、言葉の決まり、

言葉の表現、漢字、熟語など、総合的な国語の力が試されます。

問題文が長く、設問も多い為、「速読力」が求められます。

普段から文章を速く読む癖をつけ、「指示語の理解」「接続詞の理解」「意味段落分け」など、

設問のポイントを掴む練習がする必要があります。

 

算数:

他の上位校とは異なり、算数に関しても幅広い知識を問う傾向が見られます。

図形一辺倒というわけではないので、条件整理場合の数なども避けては通れません。

問題構成としては、大問1で計算問題、大問2で短い文章題や平面図形、

大問3~5で場合の数、条件整理、立体図形などオーソドックスな形式です。

基礎的な知識を問う問題が幅広い範囲で出題され、かつ単純計算ではなく

四則演算の穴埋め問題など、工夫して解かなければならない問題がよく出題されます。

しかし、基礎知識を組み合わせて解けるような問題がほとんどなので、ここで点数に差が

つくことはありません。特に、大問1~2は確実に取れるように対策する必要があります。

応用問題として出される図形に関しては、特に集中して対策する必要があります。

 

理科:

大問数5題前後で設問数は約30問です。

実験・観察をもとにして、4分野からバランスよく出題されます。

解答形式は、記号選択と数値の記入が大半ですが、量が多いので時間内で解き終えるのは

かなり厳しくなります。幅広い基礎知識が試される内容です。

かつ、実験・観察を中心とした出題傾向なので、基礎知識だけでは通用しません。

可能な限り実体験の中で自然の法則に触れることで、論理的に流れを組み立てたり、

整理したりする力を養っていきましょう。

 

社会:

大問数4~6題、設問数は約25問です。

各分野からまんべんなく出題されていますが、歴史分野のウエイトが約4割とやや高く

なっています。また時事関連の出題もあります。

解答形式記号選択と適語の記入が大半です。幅広い基礎知識が試されます。

ウエイトの高い「歴史」では、「いつ、どこで、誰が、どうして、何をして、どうなったか」をポイントに、

歴史上の出来事の背景や原因、結果、歴史上の人物との関連性などを押さえていってください。

どの分野でも、知識を覚えるだけでなく、白地図を使い全体像を把握したり、年表を作って

歴史の流れを掴む、政治の構造を図式化するなど、関連性を意識した学習の仕方で

点数UPを目指しましょう。

 

 

受験はまだまだこれから!むしろここからが勝負です!

気合を入れて一緒に頑張りましょう!

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こんにちは。

家庭教師のトライ 東京本部です。

コートやマフラーが活躍する季節がやってきました。

受験が迫ってくる一方で、風邪をひきやすくなります。体調管理にも気を配りましょう。

 

今回のテーマは「東京都 中学入試攻略法」

10月30日のブログで、男子校、女子校、共学校にわけて人気トップ3の中学校を紹介しました。

今回は男子校で最も人気東京都市大学付属中学の攻略についてお話しします。

 

 

<入試日程・科目>

2/1 午後 募集90名

2/2 午前 募集70名

2/4 午前 募集40名

2/6 午前 募集40名

全日程4科目

 

<問題傾向・対策>

■算数

構成:計算問題・一行問題+大問が4題

基本~標準レベルがほとんど。

難題を解く力より、基本事項が正確に身についているかどうかが合格のカギになります。

模試や塾のテストで、大問1・2辺りの計算問題で落としている部分はないですか?

焦る気持ちもあると思いますが、今一度、基礎の確認をしていきましょう。

 

■国語

構成:論説文と詩の読解、文法、漢字

選択肢による解答と抜き出しが中心です。意味内容はもちろん、接続語も問われています。

においては表現の技法、特徴、作者の気持ちを問われています。

漢字では、クイズのような設問がありました。

選択肢と抜き出しが中心ということは、答えは問題文に含まれています。

様々な選択肢に惑わされないよう、「なぜその選択肢を選んだのか」の根拠が言えるように

練習しましょう。家庭教師の先生に「どうして?」と聞いてもらう時間も作りましょう。

 

■理科

構成:物理2題、生物1題、地学1題。

物理分野は基本をしっかりと身につけておかないと正答にたどりつけません。

実験結果をしっかりとまとめる練習が必要です。特に、密度振り子が出題されていますので、

再度実験手順から確認をしましょう。

 

■社会

構成:地理・歴史・政治の3分野平等に出題。

社会も、基礎力が問われる問題がほとんどです。

過去問題を解き、間違えている部分を確認し、再度解くこと。

また、社会は1問の中に覚えるべき事項が複数出てきます。

模試などで間違えた問題を今一度見直し、この機会にポイントを押さえていきましょう。

 

 

みなさん、ここまで頑張って勉強をしてきたと思います。

あとひと踏ん張りです。

諦めずに、気を緩めずに、ラストスパートをかけていきましょう。

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こんにちは。トライ東京校の「トライさん」です。

今回のブログテーマは、10月26日のテーマ「がんばっているのに伸びないのはなぜ?」

に引き続き、ご家庭様からよくご相談いただく悩みについてです。

「勉強習慣はどうやったらつくの?」

 

「塾に行ってるときは勉強してるみたいなんだけど、家ではまったくしない」

「どれだけやりなさいと言ってもうちの子はやらなくて・・・」

「すぐゲームとかパソコンの誘惑に負けてしまうんです」

などなど・・・、思い当たる節はないでしょうか?

 

毎日机に向かって、学校の宿題をやったり、テストに向けて早めに勉強を始めたりする姿勢が

理想的ではあると思います。周りの友達の中には、初めからできている人もいるでしょう。

 

勉強習慣をつけるためには、次の2つが必須です。

 

① 成功イメージがある

② 「何を」「いつ」「どこで」「どれくらい」「どのように」勉強するか分かっている

 

まず①ですが、「やる気」を出すためには、「こうやったらきっとうまくいくはず」という

成功イメージが不可欠です。「どうせ勉強しても・・・」というネガティブな発想のままでは、

ついテレビやゲームに走ってしまうのも仕方がありません。

では、どうすれば成功イメージを持つことができるのでしょうか?

 

それが次の②、勉強のいわゆる5W1Hが分かっているかどうかになります。

言い換えれば、「勉強のやり方」とも言えるでしょう。

 

「何を」・・・どんなテキストを用いるのか?

「いつ」・・・学校から帰ってすぐやるのか?ご飯を食べる前にやるのか?寝る前にやるのか?

「どこで」・・・リビングでやるのか?自分の部屋でやるのか?図書館でやるのか?

「どれくらい」・・・何ページやるのか?

「どのように」・・・間違えたときどのテキストに戻るのか?何回反復するのか?本文に線を引くのか?

 

これが最低限定まっていないと、日によってやる勉強内容が違ったり、場当たり的な

勉強になってしまったり、気分が乗ったときのみ勉強する、といった状況に陥ってしまいます。

 

学習習慣を身につける為には、「勉強のやり方・5W1Hを自分で定められること」が必須です。

お子様の生活スケジュールに合わせて、「勉強のやり方」を一緒に考えてあげましょう。

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こんにちは。

家庭教師のトライ 東京本部です。

電車の中でマスクをしている人を見かけることが多くなりました。

受験生のみなさんは風邪などひいていないでしょうか。

 

さて、前回まで中学入試、高校入試の併願校の選び方をテーマにお話ししました。

今回は「大学入試の併願校の選び方」がテーマです。

 

大学入試の併願校を決める際に意識すべきポイントは、

 

まず、「入学意思のある大学を選択すること」です。

第1志望校と同じように、学部・学科についてや卒業後の進路について、

調べた上で選択をしましょう。

 

次に、「難易度のバランスを考え、負担が増える併願は控えること」です。

合格が確保できるレベルの大学を1校、第一志望校と同レベルの大学を3校、

チャレンジレベルの大学を1校受けるのが一つのパターンです。

また、過去問題の対策は必要になりますので、第一志望校の対策がおろそかにならないように

併願校を決めましょう。

 

私立大学は、

早慶上智(早稲田・慶應・上智)

GMARCH(学習院・明治・青学・立教・中央・法政)

日東駒専(日大・東邦・駒澤・専修)

と、よく言います。

これは、レベル別での総称でもあります。

 

慶應大学が第一志望であれば、併願校として早稲田大学やGMARCHを受験するのが一般的です。

国立の一橋大学を第一志望とするならば、併願で受ける私立としては、

早慶上智~GMARCHが挙げられます。

 

東京学芸大学であれば、併願のレベルとしてはGMARCHくらいが妥当ですが、

そこに、「教育学部があるか」「教員免許を取得できるか」という条件が加わります。

理系の教員免許となれば、東京理科大も併願校として考えられます。

 

これが、先ほど挙げた「入学意思のある大学を選択すること」につながります。

入学後、自分が何をしたいのか、取得したい資格は何であるのか、ということも

しっかりと考えたうえで、大学のレベルも考慮し、併願校を決めていきましょう。

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こんにちは。トライ東京校本部です。

前回に引き続き、今回も「併願校の選び方」がテーマです。

特に高校受験に焦点をあてていきます。

 

都立志望の人たちにとって、「受かる」併願校を選ぶことは非常に重要です。

もし都立に失敗したときの滑り止めとして、合格校を確保する意味合いが強いです。

これは、「併願優遇」という制度を利用する受験になります。

 

併願先の学校を選ぶ際に、まず何よりも気にすべきは「基準内申点」です。

各高校によって、内申点の基準が設けられています。

この基準をクリアしなければ、併願校として出願することはできません。

学校によっては、「英検3級」「漢検3級」などの資格や、部活経験などで緩和されるケースが

あります。学校説明会に出席し、詳しい基準を確認しておきましょう。

 

都立第一志望と私立併願の組み合わせ例は、以下のようになります。

 

・都立:青山高校

 ⇒ 私立併願例:中央大杉並、青山学院(男子)、江戸川女子(女子)

・都立:上野高校

 ⇒ 私立併願例:日大第一(男子)、東洋(男子)、駒込(女子)、淑徳巣鴨(女子)

・都立:向が丘高校

 ⇒ 私立併願例:豊島学院(男子)、錦城学園(男子)、豊南(女子)、桜丘(女子)

 

ただし、上記の併願例は、あくまで「内申点」、いいかえれば「学力面」でのみの候補選びです。

実際には、学校の雰囲気、部活、受験体制、制服など、さまざまな自分の希望と

照らし合わせながら選んでいくことになります。

 

誰でも第一志望校に行きたいもの。

試験当日、余裕と自信を持って臨めるよう、併願先についてもしっかり考えていきましょう。

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こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。

前回は入試の動向についてお話しましたが、

今回のブログテーマは「併願校の選び方~中学入試編~」です。

 

偏差値が固定してきた今、皆さん併願校に悩んでいるのではないでしょうか。

併願のポイントやパターンはそれぞれですが、

併願校を決めることは受験の「合格戦略」を決めること。しっかりと考えましょう。

 

例えば、早稲田実業を第一志望とした場合

併願校として明大明治・青山学院・中央大附属などの共学の附属校が多く併願されます。

2/1に早稲田実業を受験するならば、1/31に立教、2/2に明大明治

2/3に早稲田、2/4に中央大附属などが併願のパターンです。

 

また、慶應中等部を第一志望とした場合、

普通部・湘南藤沢との併願が多いですが、城北明大明治押さえ校にする場合もあります。

2/3に慶應中等部を受験するならば、1/31に立教新座、2/1に慶應普通部

2/2に慶應湘南藤沢、2/4に本郷などが併願のパターンではないでしょうか。

 

女子だと青山学院を第一志望とした場合、

東洋英和・頌栄女子などの進学校の併願が特徴的です。

2/2に青山学院を受験するならば、1/31に栄東、2/1に東洋英和

2/3に慶應中等部、2/4に頌栄女子学院などが併願パターンとして多くなります。

 

 

ポイントは以下の4つです。

 

①日程

一般入試を受験する際、志望校の試験日程が重なっていないか、連続して試験が続くような

ことがないかをチェックしておきましょう。どんなに自信がある人でも、入試が連日続くと、

緊張からくる疲れで、ふだん通りの実力が出せなくなるからです。

もし、志望校の受験日が2校で重なった場合は、受験をあきらめる方の学校と同じくらいの

難易度のところを探して、その学校を別の日に受験するという方法もあります。

 

②推薦入試

併願校を考える際に重要なことは、確実に合格できる学校・安全校を必ず受験校に入れておく

ことです。多くの私立校では第一志望と併願志望の2種類の推薦入試があるので、

これをうまく活用しましょう。自分の内申点と志望校の推薦の基準を確認して出願します。

ここで合格を確実なものにして、一般入試で第一志望校にチャレンジするとよいでしょう。

また、難易度の高い私立校を志望する場合、推薦と一般の2回チャレンジすると、

合格のチャンスが増えることになります。

 

③受験する順番

第一志望校の入試で、十分な実力が発揮できるように、受験する学校とその順番にも

気を配りましょう。自分が行きたい高校をピックアップしていくと、つい同じような難易度の高校を

選びがちですが、これは危険です。安全校の受験を必ず入れておきましょう。

たとえば、一番目:安全校、二番目:実力相応校、三番目:チャレンジ校といった具合に、

最初に安全校を受験し合格を確保しておくことで気持ちも落ち着きますし、

入試に慣れることもできます。

 

④入試科目・出題傾向

併願校を決める場合は、入試科目・出題傾向などを調べて、似た傾向の学校から

選ぶようにしましょう。過去問題集等にのっている目次・出題傾向の一覧をチェックしましょう。

 

以上を参考にして、併願校を決定し、合格戦略を立てましょう。

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こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。

11月に入り、昼と夜の寒暖の差が激しくなってきました。

入試まで、あと3ヶ月ほどとなりました。体調管理もしっかり行っていきましょう。

さて、前回のテーマは、中学入試の動向という事でしたので、

今回は、都立高校入試の動向についてみていきたいと思います。

 

 

◆高まる都立高校人気

・不況、震災などの要因によって都立高校の人気は年々高まっています。

学校自体が学習内容を充実させ、施設がきちんと整備されたことも人気に拍車をかけています。

大学への合格実績も安定してきており、その上学費も安いこともあり今後も受験者が増加するでしょう

 

・少子化による生徒数の減少、高まる人気が相まって倍率が年々上がっています。

平成24年度の都立高校一般入試は、平均実質倍率1.42倍(全日制)で、

単独選抜(平成6年度)になって以来最高の倍率となりした。

 

 

◆学習指導要領改定による出題単元の変化

・移行措置について

平成21年から行われている学習指導要領の変化に伴い、それまで削除されていた単元

再度組み込まれることになりました。その為、現中学3年生は教科書に加えて、

補助教材を使用し移行措置単元を習得してきました。

 

東京都教育委員会の発表でも、

・出題の内容は、各教科とも、中学校学習指導要領に示されている教科の目標及び内容に

 照らして基本的な事項を選ぶとともに、一部の領域に偏ることのないようにする

・平成21年度から実施の、教育課程の移行措置に配慮する

とあり、移行措置も範囲に含まれることがわかります。

 

 

◆移行措置問題対策の重要性

移行措置問題に関しては、教科書に載っている、3年生で習った単元を優先的に対策すること

重要です。指導要領の変更で増えた単元は難しい為、大問1の単純計算や用語穴埋め問題などで

出題されると予想されます。

しかし、配点を見ると、大問1だけで40点あります!

配点や移行措置問題などを加味し、優先的に対策をすることで効率的な点数アップが見込めます。

 

塾や学校のカリキュラムに頼らず、優先順位をつけた自主学習をし、

志望校合格へ向けた作戦を立てましょう!

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