2012年11月6日
東京都 中学入試 併願校の選び方
こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。
前回は入試の動向についてお話しましたが、
今回のブログテーマは「併願校の選び方~中学入試編~」です。
偏差値が固定してきた今、皆さん併願校に悩んでいるのではないでしょうか。
併願のポイントやパターンはそれぞれですが、
併願校を決めることは受験の「合格戦略」を決めること。しっかりと考えましょう。
例えば、早稲田実業を第一志望とした場合、
併願校として明大明治・青山学院・中央大附属などの共学の附属校が多く併願されます。
2/1に早稲田実業を受験するならば、1/31に立教、2/2に明大明治、
2/3に早稲田、2/4に中央大附属などが併願のパターンです。
また、慶應中等部を第一志望とした場合、
普通部・湘南藤沢との併願が多いですが、城北や明大明治を押さえ校にする場合もあります。
2/3に慶應中等部を受験するならば、1/31に立教新座、2/1に慶應普通部、
2/2に慶應湘南藤沢、2/4に本郷などが併願のパターンではないでしょうか。
女子だと青山学院を第一志望とした場合、
東洋英和・頌栄女子などの進学校の併願が特徴的です。
2/2に青山学院を受験するならば、1/31に栄東、2/1に東洋英和、
2/3に慶應中等部、2/4に頌栄女子学院などが併願パターンとして多くなります。
ポイントは以下の4つです。
①日程
一般入試を受験する際、志望校の試験日程が重なっていないか、連続して試験が続くような
ことがないかをチェックしておきましょう。どんなに自信がある人でも、入試が連日続くと、
緊張からくる疲れで、ふだん通りの実力が出せなくなるからです。
もし、志望校の受験日が2校で重なった場合は、受験をあきらめる方の学校と同じくらいの
難易度のところを探して、その学校を別の日に受験するという方法もあります。
②推薦入試
併願校を考える際に重要なことは、確実に合格できる学校・安全校を必ず受験校に入れておく
ことです。多くの私立校では第一志望と併願志望の2種類の推薦入試があるので、
これをうまく活用しましょう。自分の内申点と志望校の推薦の基準を確認して出願します。
ここで合格を確実なものにして、一般入試で第一志望校にチャレンジするとよいでしょう。
また、難易度の高い私立校を志望する場合、推薦と一般の2回チャレンジすると、
合格のチャンスが増えることになります。
③受験する順番
第一志望校の入試で、十分な実力が発揮できるように、受験する学校とその順番にも
気を配りましょう。自分が行きたい高校をピックアップしていくと、つい同じような難易度の高校を
選びがちですが、これは危険です。安全校の受験を必ず入れておきましょう。
たとえば、一番目:安全校、二番目:実力相応校、三番目:チャレンジ校といった具合に、
最初に安全校を受験し合格を確保しておくことで気持ちも落ち着きますし、
入試に慣れることもできます。
④入試科目・出題傾向
併願校を決める場合は、入試科目・出題傾向などを調べて、似た傾向の学校から
選ぶようにしましょう。過去問題集等にのっている目次・出題傾向の一覧をチェックしましょう。
以上を参考にして、併願校を決定し、合格戦略を立てましょう。