2012年7月1日
茨城県 高校入試 英語シリーズ(第1回) ~長文読解総合問題~
高校入試 英語シリーズ(第1回) ~長文読解総合問題~
いつもお世話になっております。家庭教師のトライ 茨城校です。
今回も高校入試シリーズということで、英語についてのお話をさせていただきます。
第1回は、やはりなんといっても公立高校入試最大の山、長文読解問題についてです。
茨城県の公立高校入試問題は例年形式が定まっており、ざっとまとめると
①:リスニング
②③:文法問題
④:会話文
⑤:長文読解問題
⑥:英作文
…となっています。
この中で長文読解の⑤という大問は、
問題文が最も大きなウエイトを占め、総合力もかなり試されてくる問題となっています。
例年300語程度の問題文が出題され、内容が読解できているかを問うものになっています。
問題文のテーマとしては、エッセー調の物語のようなものが多いですが、
H21のようにスピーチ形式の文が出題されたこともあります。
筆者の経験・主張としてどのようなことが文の要旨なのか、つかむ必要がある文章が出題されています。
また設問を詳しく見ていくと、
・内容把握 選択(本文に合う英文を選択肢から選ぶ)
・内容把握 記述(指定された語数の日本語で記述)
・英問英答(英語の質問文に英語で答える)
・問題文穴埋め(問題文の空白に合う選択肢を選ぶ)
…の4つの設問で例年構成されており、今年もこの形式が踏襲されると推測されます。
このように書くと難しそうですが、逆に言うと過去問を解くことで慣らすことが可能、ということになります。
さて、このような問題に対応するには、小手先の技術は通用しません。
基礎的な文法や単語が頭に入っている必要がありますし、英文のボリュームをみても読解スピードが要求されています。
そして一文一文を読んだ上で、全体を把握しなければなりません。
(なお、ある程度の単語は注釈がついています。そのような単語は覚える必要のないものになりますのでご心配なく。)
②~④の他の大問でも失点が多い、という方は、まずはワークなどで基礎的な問題に十分対応できるようになりましょう。
現段階で⑤のような問題に歯が立たなくても、焦らなくて大丈夫です。
まずはこの夏、基本的な問題に自信を持って答えられるようになりましょう。それが読解問題への対策につながっていきます。
読解問題に挑んでいきたい、という方は、まずは100語程度の語数が少ない問題からこなしていきましょう。
読解問題ならではの、「その文章の趣旨はなんなのか」を頭で考える練習を積んでいきましょう。
英語がずらっと並んだページを目にして、うっ…と思ってしまう方もいるかもしれません。
しかしまだまだ間に合います。まずは少しずつ、英語力を身につけていきましょう!