2012年7月7日
茨城県 高校入試 社会シリーズ(第1回) ~地理分野総括~
いつもお世話になっております。家庭教師のトライ 茨城校です。
高校入試シリーズ、本日は社会シリーズの第1回です。
第1回では地理分野に論点を絞って、頻出問題や、
つまづきやすいポイントなどにも触れながらお話していきます。
さて、茨城県の高校入試は例年4つの大問で構成されています。
地理・歴史・公民の各分野から1つずつに加え、大問④では3分野の融合問題が毎年出題されています。
融合問題というと応用度が高そうですが、心配はいりません。形式としては小問集合に近く、
実際には地理・歴史・公民各々に対する理解さえあれば答えられるものであり、
特別な対策が必要になってくる問題ではありません。
【地理】
それでは、地理の領域について詳しく見ていきましょう。
問題としては純粋な知識と問うものと、グラフ・表のデータを読み取って答える問題、両者ともたっぷり出題されています。
暗記に頼らない、データを使って答える問題に苦戦している方もいるかもしれません。
しかしこのような問題は暗記問題と違い、
じっくり考えれば必ず答えが導き出せる問題でもあるので、落とさないように練習していきましょう。
地形図を用いた問題は毎年確実に出題されています。
こちらも慣れが必要な問題ですので、量をこなしておきましょう。
【計算問題】
苦手な方も多いであろう「計算問題」も見てみましょう。
まず「時差問題」です。
近年連続で出題されてきたのですが、昨年度は4年ぶりに出されませんでした。
とはいえ今後出される可能性も捨てきれないため、対策しておくに越したことはありません。
「縮尺問題」は数年に1回程度の頻度で出題されています。
また、近年の新傾向である図を書き込む問題も、ある程度目にしておくとよいでしょう。
【夏の学習ポイント】
さて、それではこの時期に何をやったらいいのか?
ということなのですが、まずは地理の基本的知識の総ざらいが必要です。
知識が十分に足りているという状況になったら、本番のようなデータを使う問題、
計算問題などの演習も取り入れていく必要があるのですが、
この時期はベースとなる知識の補充、穴が無いかの確認を積極的に行いましょう。
中3生ならば地理分野は、既に終わった範囲の学校が大多数かと思います。
総復習という形で、全体をカバーする勉強を心掛けていきましょう。