2012年7月27日
茨城県 読書感想文 書き方のポイント
いつもお世話になっております。家庭教師のトライ 茨城校です。
さてみなさん、夏休みの宿題は進んでいますでしょうか?
今回のテーマは、宿題の中でもみなさん頭を悩ませているであろう、読書感想文についてです。
「どこに目を付ければ読書感想文がもっと書きやすくなるか」を見ていくことにしましょう。
まず重要なのは、「読書”感想”文」となってはいますが、
ただ”感想”を並べて終わってはいけないということです。
「特に●●●の部分が興味深かった」「主人公の生きざまに心を打たれた」といった内容も必要ですが、
これだけでは不十分なのです。
読書感想文は、学習指導要領の「感想と意見を区別する」「自分の考えを明確にする」といった
内容のトレーニングに適しているとされ、宿題として出されているようです。
要するに、読書感想文には本を読んだ上での自分の意見を書くことが求められています。
「自分の意見」は、課題図書の内容に沿ったものでなくてもかまいません。
筆者と違う考えでもいいですし、自分の身の回りの体験や意見を取り入れてもいいです。
図書で取り上げられたテーマに関連していれば、話題を転換していってもOKです。
とはいえ、あくまで学校の課題ということを忘れてはいけません。
「モノは無駄遣いしてもよい」「人に優しくするのは意味がない」といった反道徳的な意見は
受け入れられにくいでしょう。
さて、それでは実際の書き方を見ていきましょう。
まず、書くことをしぼるのがポイントです。
その図書の特に重要な部分はどこなのか、筆者は何をテーマにしたかったのか
(=図書のエッセンス)を考えます。ぼんやりとでいいですので、2,3個挙げてみましょう。
次に、そのエッセンスについて自分がどう考えるか(=自分のアイディア)を出していきます。
いきなり原稿用紙に書くのではなく、箇条書きでいいので下書きしてみるのです。
アイディアが浮かばなかったら、他のエッセンスは無いかと探してみる作業に戻ります。
そうして書くアイディアがたまったら、
実際に使うものはどれがいいのか選び、文章を肉付けしてパーツを作っていきます。
選ぶアイディアは、自分の経験・身近な人の言葉といった、書くネタが豊富なものがいいでしょう。
それらの肉付けされたパーツをまとめ、清書するのは、一番最後の段階です。
いかがでしょうか?段階を踏んで書いていくと、ただダラダラと書くよりやりやすいはずです。
宿題の中でも強敵の読書感想文ですが、計画的にこなしましょう!