2012年8月23日
茨城県 高校入試 国語シリーズ(第2回) ~古文・詩・作文~
いつもお世話になっております。家庭教師のトライ茨城校です。
今回は茨城県の高校入試シリーズ 国語のお話をさせていただきます。
前回は現代文についてお話させていただいたので、今回は古文と詩の問題についてです。
国語の問題の形式は以下の通りです。
①小説文
②論説文
③古文(年によっては漢文)
④詩or短歌or俳句とその鑑賞文
⑤文法・作文
古文と詩についてはそれぞれ大問一つずつ出題されています。
両方合わせてほぼ半分を占めているのできっちりと対策していきましょう。
まずは古文についてです。
古文の問題で問われるのは単語の読みと内容理解です。
単語の読みについては、いくつかの問題を解いて、出やすいものから頭に入れておきましょう。
覚えていれば確実に点数になるという意味で、国語の問題の中では貴重な得点源となります。
内容理解についてですが、古典の文章にはクセがあります。
それは、単語を省くことが多い、ということです。
解説の現代語訳の文章を見てみると、補足されている部分がいくつもあることが分かります。
実際に問題を解くときには自分でその補足をしなければならないのです。
ですので、古文の問題を解くときには、丸付けの際に、
現代語訳と原文を照らし合わせる作業を行いましょう。
漢文について
古文と同じく、問われるのは読みと内容把握です。
読みを覚えることは古文と同じですが、漢文についてはほとんどの文章にある特徴があります。
それは、内容をまとめると教訓になる、ということです。
「~という話があった、だからあなたは~しないといけない」
という結論を導く例え話となっているものが多いので、そこを押さえておけば
内容理解での正答率が上がると思います。
つづいて詩についてです。
詩の問題で問われるのは、表現技法、内容理解、主体の把握です。
表現技法については最低限の知識を身につけておきましょう。
内容理解についてですが、やはり詩においても、表現上の都合で単語が省略されていたり
比喩で違うものに置きかえられていることがあります。
そこをとらえることが必要です。きちんと解説に目を通して見直してください。
最後に、作文についてです。
茨城の高校入試の国語では、最後に必ず作文を書く問題が出題されています。
問われているのは、内容ではなく、いかに日本語の文法を守って文章を書けるかということです。
段落ごとにテーマを分けて、接続詞を正しく用いて、結論をはっきり書く、という3点に気をつけて、
何度か練習で文章を書いてみてください。
書いた文章について、先生や保護者の方に目を通してもらい、
正しい文が書けるようにチェックしていきましょう。