2012年12月12日
茨城県 時事問題対策
いつもお世話になっております。家庭教師のトライ 茨城校です。
さて、今回のテーマはズバリ、時事問題です。
今年度・昨年度もさまざまなニュースがありました。
今回は、その中から時事問題として入試に取り上げられそうなテーマをいくつかピックアップしてみました。
・原発事故から
3.11の震災から始まった一連の原発事故と、原発をめぐる動き。
2011/12/16に、「福島第一原発の事故は収束した」との宣言が野田首相によってなされました。
一方で原発停止の流れが続き、2012/5/5には日本中のすべての原発が停止している状態となりました。
実に42年ぶりの出来事でした。その後2012/7/5、大飯原発の運転が再開しました。
→原発をめぐる問題は出題される可能性があるでしょう。
関連事項として、国内外の発電所の分布や種類、水力・火力・原子力の各発電所の性質や
代替エネルギーについては押さえましょう。
・国内の領土問題
中国が領有権を主張する尖閣諸島、韓国が領有権を主張する竹島については、
昨年度今年度とニュースで何度も取り上げられました。
ロンドン五輪サッカー競技での竹島を巡るパフォーマンスや、尖閣諸島の日本政府による土地購入など、
記憶に新しい内容は出題されにくいですが、ホットなテーマなのは言うまでもないでしょう。
→領土・領海・領空の知識をはじめとして、領土権の問題。
また上記2件に加えロシアとの対立が続く北方領土についても、詳細を整理しておきましょう。
・TPPをめぐって
2006年に始まったTPPは、昨年度国内でも多々取り上げられました。
環太平洋地域諸国の、経済の自由化を目指す本協定。
何度か加盟への動きがあった一方、世論の反対意見も強く、2012年11月現在、
日本は加盟の流れには至っていません。
→現在進行中の話題であるため、TPPそのものが取り上げられる可能性は低いですが、
日米間の貿易問題をはじめとする貿易摩擦、自由貿易協定(FTA)等に関する知識は
深めておくといいでしょう。
・COP17開催
2011/11/28、COP17がダーバン(南アフリカ)にて開幕しました。
→本会議は、京都議定書が2012年に終了するということを受けて開催されました。
京都議定書の経緯と地球温暖化等の環境問題まわりは入試問題としてもホットな話題と言えるでしょう。
最後に、時事問題についてのポイントです。
時事問題というとなかなかトリッキーな出題に思えます。とはいえ、ヤマが当たる可能性の低さや
問題数の少なさを考慮すると、時事問題に向けて躍起になって対策を講じる必要性は低いといえるでしょう。
加えて時事問題はそのニュースを知っているかどうかの他に、ニュースに絡めた関連事項を
聞いてくることが多いです(上記でも関連事項としてまとめてみました)。
入試問題において時折見られる時事問題ですが、
対策にはむしろ各教科の基本知識の整理が効果的と言えるでしょう。