2013年8月30日
茨城県 秋以降の過ごし方 中学受験編
お世話になっております。家庭教師のトライ茨城校です。
今回は中学受験を迎える皆さまに向けて、秋以降の過ごし方についてお話したいと思います。
中学受験はお子さまの人生の中でもおそらくはじめて自分で勉強して挑む受験になると思います。
結果如何でお子さまの人生は大きく分かれる、まさに運命の分かれ道として
親御さんの緊張も並々ならぬものであるでしょう。
しかし当の本人はと言えば、そこまで重大に受け止めていないお子さまがほとんどではないでしょうか。
もっとやる気を出せば成績も伸びるはずなのに、とやきもきしている親御さんも多いことと思います。
受験まであと半年と迫った今、ここでの追い込みが結果を左右するといっても過言ではありません。
そこで今回はお子さまにどうやって中学受験に対するモチベーションを持ってもらうかについてお話したいと思います。
大切なのは頭ごなしに親の目標を押し付けないということです。
11~12歳のお子様は第二反抗期、いわゆる思春期を迎えます。
親の言うことに理由もなく反発しがちになり学校や社会に対しても批判的になります。
しかしこれは子供の正常な発達に必要な段階であり、子供はここで親からの精神的自立を図っているのです。
それに対して親が圧力でいうことをきかせようとしてもそれ以上の力で反抗されるか、
さらに悪ければ正しく心が成長できずに問題を抱えるようになってしまうかもしれません。
親御さんはきちんと子供の発達を理解し、そのうえでお子さまそれぞれにあった接し方を模索する必要があります。
そんな中で中学受験に対するモチベーションを親が押し付けても
子供がそれを受け入れるのは難しいということはお分かりいただけたと思います。
子供に必要なのは「これは自分で決めたことだ」という感覚です。
これをうまく引き出して中学受験に対するモチベーションを自分で生み出せるように導きましょう。
具体的には、
きちんと話し合いの場を設けて本人の希望を聞く
中学受験することのメリットを説明し、親がなぜ受験してもらいたいのかを伝える
本人が嫌がるならその理由を聞く
これらのことが必要になります。そこで本人の意見を真っ向から否定せず、
本人のために中学受験を勧めるということを間接的に伝えることで、
本人が理解を示してくれれば中学受験を受けることを本人が決心することができるでしょう。
子供に親の言うことを聞いてもらいたいというのはすべての親御さんの希望ですが、
現実はそうではありません。ましてや思春期の親への反抗は人間が正しく成長するためには避けられない試練です。
親御さんはそれをきちんと理解して、うまく付き合っていくことが必要となります。