2013年9月30日
茨城県 中学入試の傾向と対策 ~社会編~
お世話になっております。家庭教師のトライ茨城校です。
今回から、中学入試に向けて、それぞれの科目の傾向と対策についてお話しします。
今回のテーマは社会です。
まず初めに、中学入試において社会は暗記科目ではありません。
もちろん最低限授業で触れられた基礎知識については暗記が必要ですが(地図記号、歴史など)、
これらはテスト全体からみればほんの一部に過ぎません。
高校入試や大学入試に比べるとその比率は半分以下であると言えるでしょう。
中学入試の社会では暗記力ではなく思考力を試されます。
思考力とは具体的に言うと、「資料を読み取る力」です。
「資料を読み取る力」の資料とは、地図とグラフです。
まず地図についてですが、地図記号の意味を問う暗記問題もありますが、
そのあとに地図から目的地までの道順を考える問題があります。
地図上で自分がどこにいるのか、そこから見た前後左右はどうなっているのかをきちんと
イメージする力が必要です。
次にグラフ問題についてですが、こちらはほぼ暗記問題はなく、資料とその説明文から
情報を読み取る問題です。グラフにも円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフなどいくつかの種類があり、
これらすべてのパターン、すべての資料について丸暗記することはまず不可能でしょう。
グラフの種類からその読み取り方を身につけて問題に取り組んでいくしかありません。
ここまで思考力の問題について話しましたが、どちらも思考力だけではなく
資料の使い方は最低限身につけなければならないということがお分かりでしょうか。
つまり、中学入試社会の対策としては、丸暗記せずに、他の問題に応用が利くように
基礎的な技術を身につけるために練習問題に繰り返し取り組むことが一番です。
間違えた問題を決しておろそかにせず、問題文のどこからその答えが読み取れるかを
きちんと確認する地道な作業が結果につながります。